おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2016.03.14column

特別企画展「懐かしいSPレコードを観て!聴いて‼楽しもう!」の準備

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手先が器用な連れ合いが、一番生き生きしているのは、大工仕事をしているとき。18日から仲間の協力を得て、特別企画展「懐かしいSPレコードを観て!聴いて‼楽しもう!」を開催するので、展示用の枠などを手作りしています。気分転換には、これが最適。もともと彫刻科出身なので、立体的にものをとらえるのが巧み。今回の展示は、仲間の一人が主体的に進めているので、その彼の要望に沿うよう手作りしています。その彼、スタッフ・ディレクター初仕事として取り組んでくださっている川端俊夫さんは、元照明デザイナー。その豊富な経験を活かして、レイアウト、展示説明、動画撮影など目覚ましい活躍ぶりです。彼の親戚がかつてレコード店を営んでおられたそうで、国民歌謡やレコードドラマなど珍しいSPレコードをたくさんお持ち。今回は彼のポータブル蓄音機で聴く楽しみも用意されています。

もう一人の仲間櫻澤正幸さんは、意外な感じもするのですが、昔の少年少女雑誌、童謡レコードなどのコレクターで、今回の企画展ではそれらも展示します。昨秋、初めて彼の集めた「ピクチャーレコード」を観た時には、「こんな可愛らしいものがあるのか」と感動しました。そんな彼の特技は甲冑の修復。趣味が高じて、自己流で修復技術を会得し、その技術が高いので、全国各地の博物館などから依頼を受けています。初めて彼の家を訪問した時、ドンと甲冑が鎮座していたのには、さすがに驚きました。昨日も展示するコレクションを持参いただき、どのように展示するか話し合っておられました。その合間に聞いた話が「なるほどと思った」と連れ合い。

その話とは、「ドラマではどの時代でも、侍は立派な甲冑を付けているが、そのような立派な甲冑を身に着けるようになったのは織田信長からだ。それ以前は違っていた。撮影所の人たちは、経験値から鎧の時代考証など先輩から聞いてきたことに固執して、歴史的に間違ったことも多く見かける。でも今の若い人たちは、時代劇も知らず、伝統的な時代劇の作り方も知らない。でも、わからないからこそ、時代考証も含め、一から自分らで調べて学んでいくために、歴史的な間違いを正している場合もある。」という内容のようです。時代装束など様々な文献に当たり、勉強を積み重ねている彼ならではの意見です。

コツコツ手作業で甲冑の修復を手がけ、そのご褒美に購入した可愛くて、希少な昭和レトログッズ。どうぞ観に来てください。

もう一人の仲間西岡りきさんの、コレクションは、愉快で楽しいものばかり。彼は東京在住ですが、一昨年4月に「おもちゃ映画ミュージアム準備室」のホームページを立ち上げた時から、開館を心待ちしてくださっていました。玩具映写機コレクション歴も30年‼ 上には上があるものです。主にアメリカ製を中心に多岐にわたる所蔵品を有しておられます。「同じ趣味をもつ人と活動したかった」といつも快く手伝ってくださいます。今回のチラシは彼のデザインです。人柄がそのまま表れているような可愛らしくて、とっても素敵な作品。

そういえば、昨日近くの小学校のPTA会長さんと話していたら、「昨年の『地蔵盆、とっても楽しかった』という子供たちの声を耳にしますよ。学校と地域と一緒になってするイベントで何か連携できればと思っています」と言っていただきました。他のお母様からも同じ感想を聞いたばかりですので、とっても嬉しく思いました。地域で熱心に取り組まれている地蔵盆に昨年は初協力として申し出て、綿菓子機作りとそれを食べる催しに加え、16ミリの昔のアニメーションを映写機で上映しました。空き缶を利用した綿菓子機は西岡さんの考案です。「誰か、夏休みの絵日記に、地蔵盆の思い出を書いてくれないかしら?」とずっと思っていましたが、これまで地域の保護者の方と接する機会がなかったので、耳に入らなかっただけなのだとわかりました。「一生懸命やれば、その思いはきっと届く」と実感した瞬間です。

今回の展示に際しても、彼のたくさんのコレクションが東京から届きました。一番楽しいのはムービーレコード。音楽とアニメが同時に楽しめる玩具で、お披露目は本邦初ではないかしら?彼は、「子どもたちに科学の面白さを知ってもらいたい」と思い、いろんなことを工夫されています。今回の展示でも、電気が思うように使えなかった時代の人々が、様々な知恵を働かせて生み出した珍しく貴重な玩具をたくさん紹介してくださいます。

夕べ開始にむけて展示物を仮置きしてみました。今回の展示が、一般の人が想像する「おもちゃ映画ミュージアム」のイメージに一番ぴったりするのではないか、と連れ合いには内緒ですが、そう私は思っています。どうぞ皆様、実物を観にいらしてください。仲間たちの思いが皆様の心に届くことを願っています。

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