おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2017.02.21column

ミュージアムの紹介映像2つ

築約100年を経た古い京町家を改装して作った「おもちゃ映画ミュージアム」。そこで展示しているのは、1840年代の銀板写真(ダゲレオタイプ)を始めとする古写真、19世紀のイギリスやドイツ、後のアメリカなどのマジックランタン(幻灯機)、1879年にフランスのエミール・レイノーが考案した「プラキシノスコープ劇場」などの光学玩具等々。産業革命時代の所産として、写真、マジックランタン、光学玩具の3つの発明が、映画誕生に結び付きます。映画が誕生したあと、映画館で楽しむだけでなく、上映を終えた映画を家庭でも楽しんだ文化もありました。欧米だけでなく日本でも展開し、それらをおもちゃ映画と呼び、おもちゃ映写機で投影して鑑賞しました。

家庭用におもちゃ映画として切り売りされた映画フィルム、あるいは16ミリや9.5ミリ(パテ・ベビー)などの小型映画用に再編集して販売されたフィルムの中には、大変貴重な映像もあります。それらを発掘、修復し、できるだけフィルムでの保存を重視し、次世代に継承できるようにすることは活動の大きな柱です。

当館の展示品は世界的に見ても珍しいものが多く、それを触ってみることも、写真で撮ることもできますので、国内外から多くの研究者が訪れ、「文献では見たことがあるけれど、実際に触れることができるのは素晴らしい」と評価していただいています。最近では、学生さんたちの見学も増えてきていて、学びの役に立てていることを大変嬉しく思っています。

こうした私どもの活動に共感を覚えてくださった二人の方が、ミュージアムの紹介映像を作ってくださいました。お一人は黒瀬映像演出事務所代表の黒瀬政男さん。2016年夏の作品です。映像だけでなく、音楽も素敵です。ミュージアム運営にいつも協力いただいている方です。

もうお一人は、この春同志社大学法学部を卒業して社会人1年生となる船渡麻衣さん。彼女は2015年KCJS(Kyoto Consortium for Japanese Studiesの略。アメリカの14の一流大学で学ぶ日本研究を志す留学生のためのプログラム)のメンバーとして2度来館いただき、そのプログラムのファイナルプロジェクトとして、「日本の映画の魅力を学生さらに世界に伝えたい」をコンセプトにした短編映画を作ってくださいました。海外帰国子女の経験を生かして、流暢な英語のナレーション付きで、当館の思いを上手に纏めてくださいました。彼女の作品は、海外から見学をしようとする方に有益な情報源になっているだけでなく、英語が苦手な私どもの説明を補ってくれて大いに役立っています。

それでは、お二人の紹介映像をどうぞご覧ください。

黒瀬政男さんの映像

船渡麻衣さんの映像

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