おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2016.03.11infomation

ミュージアムが載っています

届いたばかりの冊子『全国映画資料館録2015』に、おもちゃ映画ミュージアムも掲載されています。

スキャン_20160310 (4)東京国立近代美術館フィルムセンターの編集で発行されたこの冊子には、2010年に続き、昨年11月にかけて実施された日本全国の映画に関わるフィルム以外の映画資料を所蔵する館を対象にしたアンケート調査の結果が掲載され(2010年の時は32館掲載)、情報掲載を了承した全国の50館が紹介されています。おもちゃ映画ミュージアムは、その中で一番の新参者で、一番古いのは1928年設立の早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(東京都新宿区西早稲田)です。未だ産声を上げたばかりの当館にも分け隔てなく、錚々たる歴史とコレクションを有される各地の資料館と同様にアンケートが依頼されたことを光栄に思います。

公的、民間、企業など運営形態も違えば、収蔵する資料も多岐分野にわたり、冊子を繰っていると、それぞれの施設が趣向を凝らしておられるのがわかり、参考になります。今はまだ余裕がなくて実行できませんが、いつかこの冊子を手に、掲載されている資料館を順に学び歩いてみたいものです。

掲載されているといえば、京都市のホームページにも空き家を活用した「地域の文化芸術施設」事例として、おもちゃ映画ミュージアムの写真が掲載されています。空き家を活用して、素敵な使い方をされているところをたくさん目にするのですが、その中から声掛けをしていただけたことも、とても光栄に思っています。しかしながら、この一年の間にも、近所から京町家がいくつも姿を消していきました。ある日突然、あったはずの家が解体され、翌日には更地の上に青空が広がっている光景は、何とも寂しいものです。個人の思いだけでは継続して町家を維持していくことができないという厳しい現実を、自分の実感としても味わっています。

さて、京都市伝統産業の日2016のイベントに参加を打診されて、3月19~21日に開催される「きものでおでかけ特典事業」に名を連ねることになりました。着物姿の人は無料で入場できる趣旨で、当該パンフレットにも掲載されていますが、当館は19、20日に対応します。京友禅型染工場跡を活用した京町家のありかたを実際に目で見て、参考にしていただいて、少しでも京町家が残ることの役に立てれば幸いです。

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