おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2015.05.18infomation

心のこもった応援メッセージをいただいています。

メッセージを受け取った順に掲載しています。

 

1

先日、親戚の子ども(3才)がスマホで動画を撮って遊んでいました。

時代は変わったなぁと思いましたが、だからこそここで体験できることは逆に新しく、貴重なんだと思います。

映画人の「交流の場」としての機能にも期待しております。

(映画監督・石井裕也さん)

 

2

おもちゃ映画ミュージアムはおもしろい。

(映画監督・柴田剛さん)

 

3

〈おもちゃ映画ミュージアム〉の開館、おめでとうございます。

近年、“メディア考古学”や“映画・映像のアーケオロジー”といった研究領域が日本でも活発になり、当館のタイムリーな開館は大いに期待される存在でしょう。

(京都精華大学映像学科教授・伊奈新祐さん)

 

4

映画を志した無数の人たちの血と汗の結晶であるフィルムがデジタル化の波で消滅の危機にある。映画のふるさと京都に誕生した「おもちゃ映画ミュージアム」は、映画百年以上の伝統と映画人の熱い想いに支えられ、フィルム文化を未来に継承する貴重な場所になるだろう。

(プラネット映画資料図書館館長・安井喜雄さん)

 

5

「おもちゃ映画ミュージアム」開館おめでとうございます!太田先生の長年の思いが結実したこの「場」が、多くの人たちに愛され続けることを願い、また同じ京都で映画に携わる者としては、とてもとても心強い限りです!

(京都シネマ支配人・横地由起子さん)

 

6

映像技術は急速に発展し、変化し、同時に心の温度を失ってるように思います。

一度原点に戻りたい。人も人生に迷った時、そう感じます。

写真が動く!漫画が踊る!まさに映画の産声、命の輝きです!

(㈱チームオクヤマ・奥山和由さん)

 

7

社団法人設立、ミュージアムのオープン、おめでとうございます。

俳優だった祖父母、父母が生きた時代劇の黄金時代の記憶を伝えて下さる事、心より嬉しく感謝申し上げます。太田米男先生、皆様方の素晴らしい活動のご発展を心より祈念申し上げます。

(合同会社京都ジャーナリズム歴史文化研究所代表・歴史作家・丘眞奈美さん)

 

8

〈おもちゃフィルム〉は、映画人の遺伝子を転写した鱗(うろこ)だと思う。

京都映画100年の地に、新たな映画研究の場がミュージアムとして誕生したことは喜ばしい限りだ!

(京都国際インディーズ映画祭代表・広瀬之宏さん)

 

開館おめでとうございます。夢と歴史の詰まった町家で、多くの方が映画を実際に目でみて、そして手に触れて楽しまれることを願ってやみません。地域に根ざした活動としての発展お祈りしております。

(NPO法人映画保存協会理事会、天野園子さん、石原香絵さん、日比野郷枝さん)

 

10

映画の永い歴史を有する古都京都に於いてこの様なミュージアムが開館することは、過去に映像関係に従事した者の一人として無上の喜びを覚えます。

太田先生はじめご担当の皆様のご努力に深甚の敬意を表すると共にミュージアムの今後の発展をお祈りいたします。

(元大阪芸術大学教授・池内義幸さん)

 

11

待望の『おもちゃ映画ミュージアム』の開館まことにおめでとうございます。長い間社会教育教材として大きな役割を果たした映画、『映画の誕生』のような博物館になって欲しいと期待しています。ご発展をお祈りします。

(大阪教育大学名誉教授・近藤大生さん)

 

12

デジタルの映写室はとても静からしい。カタカタ音がしない。音が出ないものは昔っから、怪しいものと決まってる。データも見えない。見えないものは昔っから、怖ろしいものと決まってる。触れないものも同じ。音がして目に見えて触れるものが正しい、昔っから。

(日本シナリオ作家協会理事長・西岡琢也さん)

 

13

「おもちゃ映画ミュージアム」の開館、おめでとうございます。映画発祥の地京都ならではのミュージアムの誕生に「万歳!万歳!」です。楽しい企画にとても期待しております。

(尾上松之助遺品保存会代表・松野吉孝さん)

 

14

映画が生まれた120年が経ちました。動く映像は、驚きであり、楽しく、フィルムからデジタルの時代になっても、メディアの中心です。映画になる以前の動く絵のおもちゃと子ども向け映写機フィルムは貴重なものです。子どもにもおとなにも、映画の原理の理解と忘れかけた人のぬくもりを伝えています。

(NPO法人キンダーフィルムフェスト・京都国際子ども映画祭理事長・水口薫さん)

 

15

古い物を大事にする!!この当たり前のことができない日本。民間の心ある人々によってどれほど古き良き物が守られてきたことか。この度の『おもちゃ映画ミュージアム』も、その一例として加わった。映画の町京都にふさわしい施設に幸多かれと祈ります。

(講談師・旭堂南陵さん)

 

16

玩具映画の中でも私は漫画映画が大好き。大正時代のモダンガールが時代劇アニメに現れたり、普及し始めた自動車が馬のように動いたり、時代にも裏付けされた奇想天外な発想は今見ても斬新。ミュージアム開館を機により多くの方にその魅力が伝わりますように!

(活動写真弁士・山崎バニラ)

 

17

1960年代、吹田の映画館の2階は枡席で、芝居小屋の臭いが残っていた。「おもちゃ映画」には、きっと社会に広がる、草創期、映画文化の豊かな裾野があるだろう。

20世紀初頭の庶民の楽しみや感性に、私も学びたい。

(京都大学人文科学研究所教授・高木博志さん)

 

18

未来ある子供たちが、映画を大好きになるような、わくわくするミュージアムを期待します。シネコンでは体感出来ない、素晴らしい映画体験を発信してください。ここから将来、世界を席巻する凄い監督が誕生しますように~。

(映画監督・三原光尋さん)

 

19

おもちゃ映画ミュージアム開館おめでとうございます!映画生誕120年を迎える年、日本で初めて映画の試写をした京都の地で映画史を体験できるTOYFILM MUSEUMが出来ることはまさに天命!期待してます。

(サイレント映画ピアニスト・柳下美恵さん)

 

20

おもちゃ映画ミュージアム公開おめでとうございます。

太田先生の夢が、映画が大好きな人たちの夢が、やっと実現しましたね。映画に携わる者として、とても嬉しく、感謝しています。次の世代の人たちや、子供たちに映画文化の素晴らしさ、楽しさ是非伝えて下さい。本当に、おめでとうございます。

(映画監督・田中光敏さん)

 

21

アナログの魅力は「落語」の世界に似ている。

情報が限られているからこそ、受け手に想像力によって何倍にも膨らみ、広がる。これは「不足」なんかじゃない。

デジタルにはない「豊かさ」だ。

子どもの想像力を育む力もここにある。

(落語家・桂蝶六改め、三代目桂花團治さん)

 

22

映画はいつも、楽しい思い出を作り出す魔法の芸術です。子供時代に観た映画の残像は、一生涯忘れえぬ思い出となる、魂の宝物だと思うのです。

暗闇だからこそ輝き、映し出されるイメージは、実は一コマ一コマ、止まった時間の連続なのに、僕たちは映写機から映し出される、その時間の連続に心を躍らせるのです。

デジタル時代の映像が描く物語も、生き生きとしたものですが、やはりフィルム映画の立体感には一味異なるものがあるようです。

映画が作られる秘密でいっぱいだろう博物館ができると聞いただけで、なんだか胸がわくわくしてきますね。この試みから、たくさんの子供たちに、感動を与えてくださることを祈ります。

(作詞家、ライター・松山猛さん)

 

23

幻灯機のくるくるまわるさま。

遠い昔の子供たちのはしゃぎよう。

薄くらがりのどきどきと夢まくら。

いつの日か大人になって眠るとき、

ボク達の人生の走馬灯には、

どんな絵がまわるんだろう。

おもちゃ映画ミュージアムへようこそ。

(吉本興業株式会社代表取締役社長・大﨑洋さん)

 

24

おもちゃ映画ミュージアムの開館、誠におめでとうございます。太秦という映画の一大拠点を持ち、古き伝統のルーツを保全する京都において、映画が産業となる以前のハードを紹介することは実に意義あることと存じます。

(公益財団法人橋本関雪記念館代表理事・橋本眞次さん)

 

25

京都映画の精神や技術の継承を目的に、資料の収集や展示企画に奔走された、その真摯な情熱に敬意を表します。

小さな博物館とお話しされていましたが、映画文化の発展に寄与する大きな意味ある一歩と存じます。

貴館の今後ますますの発展をお祈り申し上げます。

(宮井株式会社代表取締役社長・宮井宏明さん)

 

26

デジタルが主流の現在において、フィルムをセットしたり、手で回すなど、人が介在して映像を映し出すアナログは、当時を知る世代には懐かしさを、今後を担う若い世代にとっては新鮮な感動を与えるものと思います。 

それは風呂敷文化の継承を掲げる当協会の事業と相通じ、ある種の使命感を共有するものと捉えています。

貴館のいよいよのご隆盛を祈念いたします。

(日本風呂敷協会事務局長・久保村正髙さん)

 

27

映画発祥の地において、京友禅の工場跡に開設された貴館はまことに京都らしいミュージアムであると思います。

明治や昭和の手回し映写機や貴重なフィルム、特におもちゃ映画として付録されたフィルムの断片たちは、本編の失われてしまった映画を垣間見せるものとして興味がかきたてられます。

映画にまつわるバラエティ豊かな展示や、さまざまな企画を楽しみにしております。

(宮井ふろしき・袱紗ギャラリー学芸員・小山祥明さん)

 

28

欧米諸国ではよく目にするけど、日本には無かったもの(!)…初期の映像・動画装置のための展示施設が遂にオープンすると聞き、わくわくしています。この新たな拠点で、太田先生が何か仕掛けるのか、これからも目が離せません。

(文化庁文化部芸術文化課芸術文化調査官・入江良郎さん)

 

29

フィルム映画が無くなりつつある時代に伝統文化としての役割も大いにあります。京都の為、映画の為、尚一層のご活躍をお願いします。

(日本映画原点の地・立誠・諸井誠一さん)

 

30

ゲームもフィルムもデジタル化してしまった現在、おもちゃ、映画という言葉は、20世紀を代表する文化です。「おもちゃ映画ミュージアム」はその名の通り、貴重な文化遺産となることでしょう。

(映画監督・大森一樹さん)

31

「映画」には“産業”であったり“芸術”であったりと様々な側面がありますが、“おもちゃ”といおう切り口がとても面白く、個人的に頼もしく感じられました。

楽しみながら創造力を育んでくれるであろう『おもちゃ映画ミュージアム』が未来の映画人の為の場所になることを心から祈っています。

(映画監督・山下敦弘さん)

 

32

私たちにとって映写機や光学玩具、フィルムなどに触れるのは初めてのことでしたので、貴重な体験になりましたし、とても楽しかったです!

どこまでできるかわかりませんが、私たちもできる範囲で、太田さんやミュージアムの応援も全力でさせていただきたいと思っております。太田さんのこれからのご活躍、部員一同心より応援しております。

(同志社国際高校放送部・妹尾梨紗子さん)

 

33

紙の本が電子書籍になって文字文化や文学が進化した訳ではないように、フィルム映画がデジタル映画になって映像文化や映画が進化した訳ではない。そのことを一番教えてくれるのが「おもちゃ映画ミュージアム」だと思う。フィルムあれ!玩具あれ!光あれ! 

(東京国立近代美術館フィルムセンター主幹・岡島尚志さん)

 

34

ロンドンの映画博物館、パリのシネマテークやリヨンのリュミエール博物館、イタリア・トリノの国立映画博物館など、外国の古都には映画博物館がある。古い撮影機などが展示され、昔の映像が見られて、子どもの見学も多い。京都のおもちゃ映画ミュージアムが日本での映画博物館の役割を果たすことを期待している。

(ジャーナリスト・小山帥人さん)

 

35

おもちゃ映画ミュージアムの開館おめでとうございます。

長年の夢が叶った瞬間ですね。でも本当に重要なのはこれからです。色々やりたい事は山積みでしょうけれど、一気にやろうとしても無理が有りますし、息の長い活動をして頂ければと思っております。そのためには、廻りの方々のサポートも重要です。私も含めてですが、皆さんでおもちゃ映画ミュージアムの活動を盛り上げていきましょう。

(東京文化財研究所近代文化遺産研究室・中山俊介さん)

 

36

映画は活動写真の言葉通り絵と暗闇が交互に映し出されています。暗闇の持つ深い豊かさにつながる、たくさんの出会いと出来事が「おもちゃ映画ミュージアム」で誕生することを期待しています。

(『小さな町の小さな映画館』『旅する映写機』監督・森田惠子さん)

 

37

幼少の頃に夢中になって遊んだ「おもちゃ」。少し大きくなって「JAWS」、「スターウォーズ」と出会い、仕事として携わる大変さはあるものの、いまなお生業として夢中で携われている「映画」。そんな自身の人生にとってなくてはならない2つの名前を冠したミュージアムは、まさにこの世の桃源郷なのではないでしょうか。取るものも取り敢えずいますぐ駆けつけたい!でも行ってしまうと現世に戻ってこられなさそうなので行くのが怖い…。

本ミュージアムが大人たちの桃源郷として、若い人たちにとっての学びの場として映画文化発展に寄与することを願っております。

(株式会社KADOKAWA・五影雅和さん)

 

38

映画ゆかりの地・京都にまた素晴らしい場所が生まれました。ここを訪れる子どもの好奇心に溢れた笑顔が見えるようです。大人の更に上気した顔も見えてきます。

総合芸術映画への扉、おもちゃ映画ミュージアムの誕生、本当におめでとうございます。

(遊プロジェクト京都理事長・高嶋加代子さん)

 

39

リュミエール兄弟やメリエスの作品を「映像サロン」…「おもちゃ映画ミュージアム」でコーヒーすすりながら鑑賞するのを楽しみにしています。

(映画美術・石原昭さん)

 

40

ミュージアムオープン誠におめでとうございます。デジタル撮影が主流となる中、フィルムならではの温かい映像の魅力を次世代に伝える素晴らしい博物館に感激。「映画都市・京都」を大いに発信されますことをご期待申し上げます。

(京都市長・門川大作さん)

 

41

“おもちゃ映画ミュージアム”の開館、心からお祝い申し上げます。

こゝは、館長である太田さんの多年に渡る研究の成果と、そして何より映画への愛と夢が一杯つめ込まれた館(やかた)です。そしてそして、映画やアニメに興味のある人、無い人も、大人も子供も、誰もが楽しめる館(やかた)です。

どう楽しいか、何故楽しいか…それは一度足を運んで下さりさえすえれば判ります。

(映画監督・中島貞夫さん)

 

42

太田米男とその一党の快挙に心からの拍手をお送りします。

失われたフィルムを求めての旅を永年つづける者にとって嬉しいかぎりです。おもちゃ映画が大好きですから、ぜひとも近々に訪ねてみようと思います。

(日本映画評論家・山根貞男さん)

 

43

5年前、東京のフィルムセンターで初めて「おもちゃ映画」の魅力と価値を知った。1分もないものから、数分、時に20分程度のものまで、その断片の数々は日本の映画史をまったく新しい角度から照射する。おもちゃ映画ミュージアムの誕生が、埋もれた映画財産への国民的な関心をさらに高めていくことを期待したい。

(映画評論家、大阪アジアン映画祭プログラム・ディレクター・暉峻創三さん)

 

44

It is a pleasure to write in support of the Toy Film-Museum, to commemorate its opening on May 18th, 2015. This magical space will give visitors an unprecedented opportunity to relive the excitement of early moving image media, and the opportunity to better understand Kyoto’s unique place in the history of moving images as both art and entertainment. The opening of The Toy Film-Museum also represents an appropriately celebratory climax to the years of hard work that went into The Toy Film-Project, a study that recuperated film history so that these beautiful gadgets and images could be experienced today in the same communal spirit that made film so novel in the early decades of the 20th century. I can’t wait to experience this magic myself, and I look forward to participating in the many exciting events that will take place in this beautiful environment. I am grateful to Professor Yoneo Ota and his colleagues for making this museum possible

(Associate Professor of University of Rochester)Joanne Bernardi

来る五月十八日、おもちゃ映画ミュージアムが開館されます由、心からお祝いを申し上げます。貴館は、映画の黎明期の興奮を動画メディアを通して追体験できる幻想的な空間として、また、芸術および娯楽として発展してきた映画の歴史の中で京都の占める特別な役割を再確認する場として、これまでにないミュージアムだと思います。このミュージアムの開設は、数年にわたる努力の結晶といえるでしょう。すばらしい玩具映画の歴史が映画史に残されるべく、「玩具映画プロジェクト」として共同研究を重ねてきたこと、その過程で築かれた同人精神は初期映画の快活さを彷彿させられます。私もこの幻想的な場所に早く訪れ、今後ミュージアムで開催されるであろう様々なイベントに参加するのを楽しみにしております。このようなミュージアムを実現にこぎつけた皆様に感謝しています。

(ロチェスター大学准教授・ジョアン・バーナディさん)

日本語訳:Shota Tsai Ogawa, Assistant Professor of Japanese, University of North Carolina at Charlotte

 

45

おもちゃ映画ミュージアムのご開館は映画ファンにとって喜ばしいことです。

末永いご発展をお祈り申し上げます。

(活動弁士・澤登翠さん)

 

46

I would like to take this opportunity to congratulate you on the successful realization of The Toy Film-Museum, a cultural resource that celebrates and promotes Kyoto’s significant

contributions to the preservation of moving image heritage. Your vision for sustaining a rich program of film screenings and demonstrations as well as hand-on preservation workshops in this venue will be an asset to Kyoto’s many foreign visitors and the local community.

These activities will draw attention to a less familiar dimension of film history, the extent to which moving images and the cinematic experience were celebrated by Japanese families just as they were enjoyed by families elsewhere. I eagerly look forward to visiting the Toy Film- Museum myself, and will certainly encourage others to include it in their itineraries as well.

Paolo Cherchi Usai

Senior Curator, Moving Image Department

Director, The L. Jeffrey Selznick School of Film Preservation George Eastman House

このたびは、おもちゃ映画ミュージアムが開館されます由、心からお祝い申し上げます。貴館の展示は、映像文化財の保存のために多大な貢献をしてきた京都市の功績を讃えたものだと感じます。この場所において映画上映やデモンストレーション、そして映画保存に関する実習型ワークショップを継続的に開いていくというビジョンは、地元コミュニティはもちろんのこと、海外からの訪問者にもとても有意義なことだと思います。

貴館の展示や活動を通して浮かび上がるのは、動画や映画体験の魅惑を日本の家族も世界各地の家族と同様に享受していたという忘れられがちな映画史の一面です。日本に旅行に行かれる人は、是非おもちゃ映画ミュージアムに立ち寄ってください。私も訪問できるのを待ち遠しく思います。

(ジョージ・イーストマン・ハウス

シニア―キュレーター、L.ジェフリー・セルズニック学校ディレクター

パオロ・ケルケ・ウサイさん)

日本語訳:Shota Tsai Ogawa, Assistant Professor of Japanese, University of North Carolina at Charlotte

 

47

集めることは本当に急務

むかし、親しくさせていただいた五所平之助監督がよく冗談に言っていました。「小津安二郎君がうらやましいよ。あまり当らなかったからフィルムがきれいに残っている。僕や斎藤寅次郎君の作品はヒットしてフィルムが全国を回って引っぱり凧だったから、ボロボロになって、なくなってしまった」。でも、そのボロボロになった断片だって、残っていればそこから想像を広げることができます。ましてやオモチャ映画は、再編集されているから元の形とは違うけれども、資料的な価値はずっと大きい。これを集めることは本当に急務です。私も声を大にして呼びかけたい。                    

(日本映画大学学長・佐藤忠男さん)

 

48

大阪芸大の我が同僚・太田先生が、以前から情熱を燃やしていた“オモチャ映画”の殿堂を作ったと聞いて、「おお、ついに、やったね!」と思えて嬉しかった。

私にとって、さらに嬉しいことは、ジコチュウ的な言い分だが、その殿堂の空間を、自由に使っていい、と言う!

これまで、例えば、映画作りの講座をやりたい、ドキュメンタリーの新作の発表会をやりたい、などと思いついても、その場所を探し求めて苦労することが多かった。場所がないから、と“何かオモシロイことを”求めること自体をやめてしまうことも多かったのだ。が、今後は、ここを使えるのだ。一気に夢が広がる。ここを拠点にして、これまで胸にしまい込んでいた様々なアイデアを、復活させよう!ありがとう、太田先生!夢を蘇らせてくれて。

(大阪芸術大学 教授・映画監督・原一男さん)

 

49

おもちゃ映画ミュージアム開館おめでとうございます!。映画のオモシロさがギュッと詰まった光学玩具コレクションの数々に圧倒されます。映画文化の豊かさを実感させてくれる愛すべき資料達に会いに来て下さい。

(京都文化博物館 映像情報室長 森脇清隆さん)

 

50(祝電)

フランスのリュミエール兄弟が、世界で初めて映画を上映してから120年目のあたる本年に、「おもちゃ映画ミュージアム」が、京都に開館されますことを心からお祝い申し上げます。京都の映画芸術や映像文化の保存振興の拠点として、映画を愛する多くの人々の集いの館となりますよう祈念申し上げます。

(京都府知事・山田啓二さん)

 

51(祝電)

今回の設立、「おもちゃ映画ミュージアム」のオープンを心からお祝い申し上げます。映画を愛する人びとのよりどころとして、多くの人びとが集い、語る場所になることを祈念しております。いまや私の娘の世代の記録は、目に見えず、さらに手の届かない媒体となりつつあり、一枚の写真の感動や価値も薄れてきているように思います。人びとの歩みを長期に保存してきたのは苦心して作られた目に見えて手に触れられる媒体です。貴ミュージアムがその実証・体験・記録の場として、国内外から多くの人びとが集う京都の地にオープンされることは大変意義深いことと思います。プレオープンに向けて工事が続いているとのこと、お手伝いに伺いたいところではありますが、諸先輩の馬力を信じております!ぜひ、今宵は新たなスタートを美酒でお祝いください。

(コダック合同会社執行役員・稲見成彦さん)

 

52(祝電)

京都映画芸術文化研究所・おもちゃ映画ミュージアムの開所をお祝い申し上げます。温故知新と言われる通り、活動写真と言われた古き良き時代の映像を知ることを原点に、今を多角的に見つめ直す場になると思っています。京都にできたことも意義深いことです。益々の発展に期待を寄せています。

(伏見区・久我自治連合会会長・河村司郎さん)

 

53 

失われた映画史は映画を愛する人達の家庭で守られていたのです。そんな人間のぬくもりが宿っている玩具映画と、おもちゃ映画ミュージアムを大いに応援します。 
(活動写真弁士・片岡一郎さん)

 

54

「おもちゃ映画ミュージアム」の開館おめでとうございます。この分野における第一人者の太田先生でないと出来なかった快挙です。今後の発展を期待しています。

(セルロイドハウス横浜館副館長 松尾 和彦さん)

 

・・・

 

ありがとうございました。

 

 

 

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