おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2017.05.11infomation

5月15日~、京都産業大学ギャラリー企画展「弓矢町 祇園祭の武具飾り」に最古級の武者行列の映像を提供

当館にほど近い京都産業大学ギャラリーで、もうすぐ開催される展示のご案内です。この企画展「弓矢町 祇園祭の武具飾り」に、当館が所蔵する映像を活用していただくことになりました。かつて祇園祭神幸祭に参加していた武者行列の最古級の映像で、開催中は毎日上映されるとお聞きしています。

映像は、京都市内在住の方から一昨年寄贈を受けた中から見つかり、内容から1930年代前半に撮影されたものとわかりました。昨年7月15日付け京都新聞夕刊で大きく報道されたほか、7月27日17時45分からKBS京都「newsフェイス」で「幻の武者行列フィルム見つかる」というタイトルで生放送もしていただきました。歩行者天国になった7月15日夜の「祇園天幕映画祭」では、大勢の人に野外上映という形でもご覧いただき、この時ご覧になっていたお一人が、今回の企画展を担当された方でした。ご自身弓矢町にお住いで、毎年7月16、17日に武具飾りをして展示しておられる一軒なのだそうです。

写真は、私が2004年7月17日に弓矢町を見学した時のもの。お話をお聞きしようと、たまたま声かけをしたのが、清々講社の高橋社長さん。いろいろ親切に教えてくださいました。その6日前の講座「人権縁の地を訪ねて」で山本尚友さんの講演「祇園社と犬神人(いぬじにん=つるめそ)」を聴講していましたし、国宝上杉本「洛中洛外図屏風」に描かれている祇園祭の神輿巡行で神輿の先頭を歩く犬神人の様子も見て知っていました。その年、私は「隼人(はやと)」を調べていて、平安時代中期に編纂された『延喜式』隼人司条に書かれている隼人の任務のひとつ、吠声に興味を持ち、その関連で犬神人に関心を持っていました。

毎年祇園祭りの時期に、京都文化博物館で『祇園祭』が上映されます。記事は、2007年に連れ合いたちによる映画の復元が完成したことを報道したものです。

参考に、復元前と復元後の映像を比較したものを載せました。この映画で、犬神人を演じているひとりが渥美清さんです。2004年、京都文化博物館の映像ホールで、まだ復元される前の『祇園祭』を観ながら、一生懸命鉛筆を走らせながらメモをとっていた時のことを懐かしく思い出します。夢中になって調べていたことが、年月を経て、それに関する展示のお役に立てる日が来るとは想像もせず、唯々驚いています。

 

 

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