おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2018.04.04infomation

4月28日にドキュメンタリー映画『花のように あるがままに』上映

4月28日(土)14時と17時の2回にわたって港健二郎監督『花のように あるがままに』(2015)を上映します。上映後に港監督のお話がありますが、17時からの上映後には主演の梨花さんにもご登壇いただき、お二人にお話をしていただきます。

裏面に朝日新聞記者・黒沢雅善さんのコメントが書いてありますが、ネットで検索すると、その全文を読むことができます。大変詳しく書いてありますので、どのような思いで港監督が映画を作られ、その思いに応えて梨花さんが撮影に応じられたのかが良くわかります。

港監督とは、3月3日、4日に上映した谷進一監督『卒業~スタートライン~』の時に初めてお会いしました。この作品で、港監督は聾学校の校長先生役で出演されていました。4日の最終回上映後にご挨拶し、その5日後の9日にDVD『花のように あるがままに』のDVD見本をご持参いただきました。「上映できるなら協力する」というお申し出でした。

知ってるようで、実は知らなかった在日コリアンの人々のことを静かに映画は教えてくれます。決して声高々ではないだけに、かえって心のうちに響いてくるものがあります。

港監督がDVDを持参された日は、第13回大阪アジアン映画祭のオープニング作品『朴烈(パクヨル)植民地からのアナキスト』(2017)上映の日でもありました。1923年関東大震災での朝鮮人大虐殺が隠蔽されようとする中、皇太子暗殺を企てたとしてアナキスト朴烈と金子文子は投獄され、その裁判を通し二人の同志愛を描きます。この作品のイ・ジュンイク監督は前作『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯~』(2015)を作っておられますが、港監督の本作にも尹東柱さんについて触れています。15日の大阪アジアン映画祭のパーティーでスタッフの方にお聞きしたところ、上映に際しての苦情は1件だけ(理由までは聞いておりませんが)で、大入り満員だったそうです。

時にヘイトスピーチや嫌韓という言葉を見聞きすることがあり心配していましたが、多くの人々はこうしたことが誤りであると気付いておられることに安堵しました。梨花さんのまっすぐ前を向き凛とした姿勢に教えられ、考えさせられることがたくさんあります。お一人でも多くの人にご覧いただきたいと願っています。

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