おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2018.04.10infomation

4月29日まで「撮影監督・宮川一夫の世界」開催中

岐阜県瑞浪市在住の高木紀彦さんのご厚意により、美しいポスタ―画17作品を今月29日(日)まで展示しています。描かれているのは、映画キャメラマン宮川一夫先生が手掛けた著名な作品ばかりです。他にも、スチール写真や台本など貴重な資料類もご覧いただけます。

チラシにも掲載していますが、ニューヨークのMoMA、ジャパンソサエティ、フィルムフォーラムの3か所で大規模な宮川一夫特集上映が開催中です。世界に知られた溝口健二、黒澤明、小津安二郎、市川崑監督作品など4Kを含む27作品が一挙上映されるというまたとない機会。公私ともにお世話になった宮川先生が京都で生まれて110年。この記念の年にニューヨークで開催される特集上映を私共も祝して、その一端をご紹介するものです。お一人でも多くの方に、ご覧いただきたいと願っています。

これは、3月15日第13回大阪アジアン映画祭ウェルカムパーティーの一コマ。左から同映画祭事務局長の川喜多綾子さん、中央がジャパンソサエティ映画部のカズ・ワタナベさん。手にしているのがジャパンソサエティの3~4月イベントカレンダーで、そこに掲載されている宮川一夫特集上映のページを見ているところ。先生だけでなく、ジャパンソサエティも創立110年の記念の年ということもあって、企画されました。

4月13日ジャパンソサエティでのオープニング上映作品は、『浮草』(1959年)の新4Kリマスター版。小津安二郎監督と組んだ唯一の作品です。冒頭に宮川一夫先生のご長男・一郎さんと、長年宮川先生の撮影助手を務めた宮島正弘さんが舞台挨拶されます。翌14日には、講演会『撮影監督・宮川一夫』もあり、両氏が再登壇。ロチェスター大学近代言語文化学部日本文化映像文化学教授のジョアン・ベルナルディさんの司会で、両氏から宮川先生にまつわるスペシャルトークが繰り広げられます。ジョアンさんは大阪芸大に留学中に宮川先生の元で学んだ経験があります。彼女とは、その頃から私共は親しくさせてもらっていて、正会員としても応援して下さっています。

ニューヨークでの特集上映に関してはcinefilのサイトが詳しいので、ぜひこちらもご参照ください。

 

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