おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2018.06.23infomation

7月15日開催「第11回祇園天幕映画祭」で、大森くみこさんの活弁上映!

日本三大祭のひとつ、祇園祭が近づいて来ました。ミュージアム近くの京都三条会商店街の府内一長いアーケードにも提灯が下がり、祭ムードを盛り上げています。

このアーケードに面して、祇園祭に縁がある神社があります。

八坂神社御供社。

由緒はご覧の通り。例年7月24日祇園祭後祭(あとまつり)の日の夕刻、祇園の八坂神社宮司さんと久世駒形稚児(素戔嗚尊の中御座を先導する生神様)、そして素戔嗚尊、櫛稲田姫命、八柱御子神を乗せた御神輿3基がやってきて奉饌祭が行われ、その後、八坂神社に向けて戻ります。ミュージアムにご来館いただいた後、ぜひこの様子もご覧ください。

前後しますが、山鉾巡行前祭(さきまつり)が行われるのは毎年7月17日のことで、「動く美術館」とも称される豪華絢爛な装飾品で飾られた山鉾の巡行を一目見ようと多くの観光客が訪れます。山鉾は国の有形民俗文化財で、「山・鉾・屋台行事」の一つとして、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。17日の巡行に先立つ15、16日の18~23時、四条通の八坂神社と堀川の間、烏丸通の高辻から御池通の間が歩行者天国になります。浴衣姿の人々が団扇を手にそぞろ歩いて明かりが灯された山鉾を見にたくさん訪れるのがこの時期の風物詩。

この宵々山歩行者天国になった15日19時半~21時半、四条大橋~八坂神社の2か所にスクリーンを立て、野外上映会が催されます。題して「第11回祇園天幕映画祭」(祇園天幕映画祭実行委員会主催、祇園商店街振興組合と月世界旅行社共催)。

そのスクリーン2(南座斜め向かいのやぐ羅前)では、21時から当館所蔵の映像を大森くみこさんの活弁付で上映します。

こどもたちに大受けしたアメリカのコメディ映画『ブッシュ家のポンコツ自動車』(1924年、Family Life、ボブ・カー監督、マーク・ジョーンズ主演)

おもちゃ映画の中から上掲『お伽のお爺さん』(1930年代、村田安司作画)ほか。

そして、『蛸の骨』(1927年、村田安司作画)も。他に保存を訴えている「京都ニュース」から、1960年代の映像をいくつかご覧いただきます。

スクリーン1では、京都国際映画祭の協力で永松仁美『夏の道』、京都の人気劇団「ヨーロッパ企画」の「ショートムービーセレクション」が上映されますし、スクリーン2では、京都国際子ども映画祭子どもスタッフたちによる短編映画生吹替上映、京都シネマの新作予告編上映もございます。

いずれも無料でご覧いただけますので、祇園祭の風情を味わいながらスクリーンの前で立ち止まってお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

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