2018.08.07infomation
第12回マニラ国際無声映画祭で『突貫小僧』上映!
8月30日~9月2日、第12回マニラ国際無声映画祭が開催されます。この期間中の9月1日、当館で見つかった小津安二郎監督初期の喜劇映画『突貫小僧』最長版が上映されます。
本当は、昨年開催イタリアのポルデノーネ無声映画祭でプレミア上映の予定だったのですが、DCPでの上映が条件で、1年遅れになりました。アメリカのロチェスター大学の協力で上映準備され、今年は上映されるようです。その関係で、マニラでの上映がワールド・プレミアになってしまいました。この作品が発見された経緯につきましては、こちらをご覧ください。
今回初めて、フィリピン人による活弁と音楽伴奏が付いての上映です‼
弁士を務めるのは、人類学者、映画評論家、映画教育者でもあるTito Genova Valiente氏。
演奏はTanikala Tribeの皆さん。フルート、クラシックギター、チャイムとベル、アコースティックギターの編成。どのような上映になるのか楽しみですね。
2015年7月の台北映画祭で、台湾の人気俳優でミュージシャンの馬念先氏が、当館のおもちゃ映画の活弁に挑戦して下さり、野外上映でもレコードをスクラッチする有名なDJさんの音楽で大盛り上がりでした。固定概念を取っ払って、自由で楽しい無声映画の上映として、世界中に広がっていけば良いですね。