おもちゃ映画ミュージアム
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2016.01.09infomation

無声期の映画館と音楽~日活関連楽譜資料「ヒラノ・コレクション」から考える

スキャン_20160109 (3)本日11時~18時半、早稲田大学小野記念講堂で、「無声期の映画館と音楽~日活関連楽譜資料『ヒラノ・コレクション』から考える」が開催されます。

ヒラノ・コレクションは、2014年に同大学演劇博物館に寄贈された1920年代サイレント映画の伴奏譜600点以上のことをいい、日本の映画館で実際に使用されていた楽譜で大変貴重なものです。品川娯楽館を始めとする日活系の映画館で活動した平野行一という楽士が使用したことが研究で明らかになりました。出版譜・手稿譜など様々な形態が含まれているそうです。今回は昨年発掘されて大きな話題になった尾上松之助最晩年の作品『実録忠臣蔵』を、これらの楽譜をもとにした生演奏と片岡一郎さんの活弁付で上映されます。

歴史的考証を踏まえた無声映画上映の在り方を考えるまたとない機会です。参加無料で、当日受付。

なお、チラシに掲載されている写真は、浅草富士館です。昨年私どもが発行した図録『日本最初の大スター目玉の松ちゃん』には、「富士館新狂言」と書かれた大入袋をたくさん載せました。当時の人々が、ワクワクしながら松ちゃんの映画を楽しんだ様子を想像しながら、講演会場で当時を疑似体験していただければ幸いです。

 

 

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