おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2017.04.01infomation

急遽決定‼128thチャップリン・バースディ

chaplin - コピー

あれよあれよという間に開催することが決定し、出来上がったばかりのチラシです。本当に人の出会いは面白くて。

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昨日ミュージアムにお越しいただいた古後公隆さんとは、初対面。振り返れば、3月8日に時々来てくださる映画好きの若者から、「つい先日、MOVIX京都で、ヒッチコックの完全デジタル修復版9本が生演奏付きで日本初上映されていたので、観てきました」と聞きました。どなたが演奏されていたのかと興味をもったので、すぐにネットで検索したところ、古後さんだとわかり、直ぐにメールしました。彼のブログに「高校の時に京都駅近くのホールで初めて観たのですが、演奏者は海外のかたで、一人でピアノとヴァイオリンを駆使しながら演奏されていました。いつかやってみたいな、と思っていたのです」と綴られていたからです。「これは縁があったと思うしかない」と自分勝手に思いました。

なぜなら、その演奏者とは、私たちが良く知るドイツの演奏家ギュンター・A・ブーフヴァルトさんのことだったからです。日本映画100年を記念し、1997年に始まった京都映画祭で、海外の無声映画をアバンティホールで開催し、ブーフヴァルトさんはピアノを演奏しながら時々二分の一サイズのバイオリンを演奏されていました(今ではビオラも演奏)。超絶技巧のブーフヴァルトさんの演奏を見て、憧れた古後さんは、サイレント映画の伴奏に大変興味をもたれ、今は専門の作編曲のほかに、ピアノとチェロを用いてサイレント映画の伴奏活動を精力的にされています。最近では2月18日~3月3日の先述MOVIX京都に引き続き、3月18日~24日東銀座・東劇でのヒッチコック初期映画9作品を連日即興演奏されました。8日にFacebookで繋がり、目覚ましい活躍ぶりを知るにつけ、「できることなら生演奏を聴いてみたい」と思うようになっていました。

ご本人からいただいたプロフィールは以下の通りです。

…………作編曲家として、NHK「阪神・淡路大震災20年」などのテレビ番組、 任天堂、 カルビー、JR西日本、 SUZUKI自動車、西武百貨店、UCCなどのテレビCM ・企業 プロモーションミュージック 、「のだめカンタービレ・楽しい音楽の時間デ ス」「ソーサリアンオンライン」などのゲームミュージック、 映画音楽 「チャップリン・ザ・ルーツ」 、その他プロジェクションマッピング、フラッ シュモブなど様々な媒体における制作に従事。 舞台作品では、吉本新喜劇・中村進氏、宝塚歌劇・中村暁氏、チャップリン研究 家・大野裕之氏らとの共作など多くのミュージカル・演劇を手がけてい る。 また近年は、ピアノ・チェロの即興による無声映画の伴奏に力を入れており、 チャップリンのデビュー作である「The thief catcher」の世界初公開、ヒッチ コック「ふしだらな女」「農夫の妻」などの日本初公開、声優口演における山寺 宏一氏ら人気声優との度々の共演など、 数多くのイベントを成功させている 他、CMレコーディング、アーティストサポートなど演奏家としての実績も多数。…………

一方3月19日に「第5回大宮グッドフェスティバル」の実行委員2人が来館。昨年は間に合わなかったのですが、ミュージアム周辺で賑やかに繰り広げられるその催しに、今年は参加して見たいとメールを送信していたのです。開催は5月4日(木)みどりの日。ミュージアムでは、アニメーション作りやマジックロールなどのワークショップ、昔のアニメーション上映をすることで参加を決めました。早速「大宮グッドフェスティバル2017」のサイトに紹介して下さいました。26日にサイトに名を連ねている当館に興味を持ってくださったのが、今回の「128th チャップリン・バースデイ」の連携相手、イタリア料理ビストロ食堂masのオーナー・長﨑昌史さん。早速Facebookでリクエストが届き、繋がりました。10年前から毎年4月16日にチャップリンの誕生日を祝う会をしていると聞いて、「連携して盛り上げましょう」と意気投合。

チャップリン映画上映会をするとなれば、すぐに連想したのは古後さんのお名前。直ぐに4月16日の予定をメールでお尋ねしました。「前向きに何とか都合を付けてみますが、詳しくは3月31日にお会いしてから」という返事をいただき、そして、昨日お忙しい中をお運びいただきました。第一声は「こんな場所があれば良いなぁと、ずっと思っていました!」でした。「いつもこの近くを歩いているのに、気が付かなかった」そうです。早速4月16日のイベントの内容を説明し、当館ではまだ一度も上映していない作品をご覧いただきました。提案は、この両作品に伴奏をしていただくこと。「チャップリンの作品に対しては大変思い入れがある」と古後さんは語ります。2010年にチャップリンの幻の出演作『A Thief Cathcher(泥棒を捕まえる人)』(1914年)が発見され、翌年3月12日、大阪梅田のHEP HALLで日本初上映された時、演奏したのが古後さんだったのです。しかも、それが無声映画に即興伴奏をした最初‼。そういう経緯もあり、快諾していただきました。

さて、もう一人、日本チャップリン協会会員の河田隆史さんは、当会の正会員で、心優しい応援団。昨年10月に開催した「チャップリン初期映画祭+ポスター展」でも、貴重なポスター・コレクションや書籍類をお貸しくださいました。そして、10月15日のチャップリン初期映画上映会では解説もしてくださいました。それで、3月27日に「研究発表をして欲しい」と依頼しましたら、河田さんも快諾。今回はパワーポイントを利用しながら「浮遊する街~『犬の生活』における闘争する敗者」の演題で話をしていただくことになりました。さらに、今回上映する2作品についてのメモも書いてくださいましたので、上映会に参加の皆さまにお配りしようと思います。

 3月8日古後さんと繋がった縁が、その後も次々繋がり、上掲チラシイベント実現へと、トントン拍子に進んでいます。当日は、当館では朝からチャップリンの初期無声映画集を流しますが、15時から河田さんの研究発表と、古後さんによるキーボードとチェロを駆使した生演奏で2作品を上映して、128回目のチャップリン誕生日を祝います。「古後さんの生演奏を聴いてみたい」という願いが、こんなに早く実現するとは思ってもいなくて、一番驚いているのは私。上映が終われば、ビストロmasに繰り出して、どっぷりチャップリンの一日を楽しもうと思っています。皆さまもぜひ、どうぞ‼ 

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