おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

2017.06.08infomation

6月25日、古川タクさんのお話と作品上映会

急遽素晴らしい催しができることになりました‼

来たる6月25日(日)13時半から、日本アニメーション協会(JAA)会長の古川タク先生にご登壇いただいて、お話と数々の作品を上映していただきます。チラシに掲載したプロフィールは、文字が小さくて読みにくいかもしれませんので、再掲します。

1941年三重県伊賀市生まれ。TCJ、久里実験漫画工房を経て、1970年代よりイラストレーター、アニメーション作家として活動。1976年、「驚き盤」アヌシー国際映画祭審査員特別賞、1986年「スピード」毎日映画コンクール大藤信郎賞、1992年「TarZAN」と1994年「以心伝心」広島国際アニメーション映画祭部門賞、1999年「上京物語」メディア芸術祭優秀賞、2002年オタワ回顧特集上映。NHKみんなのうた、JTSスモーキングクリーン、西武百貨店などの仕事。日本初となる東京工芸大学アニメーション学科の立ち上げから13年にわたる教授などを歴任後、退官。メディア芸術祭運営委員、新千歳空港国際アニメーション映画祭名誉実行委員長、ICAF(インターカレッジアニメーション)名誉委員長。現在は龍角散TVCM、ネットでの超短編アニメーションシリーズ「桜井順+古川タクのヒトコト劇場」、2015年漫画「リトルTの冒険」(福音館書店)など。2004年紫綬褒章、2012年旭日小綬章。2017年TAAF(東京アニメーションアワードフェスティバル)功労賞、2017年カトゥーン・オン・ザ・ベイ(トリノ)功労賞。

どうして、このような著名な方においでいただくことができたのか―。縁結びの神様は、日本アニメーション史の第一人者渡辺泰先生です。5月10日に渡辺先生から、戦前と戦後のおもちゃフィルム(主にライオン映画フィルム)リストをお送りいただいたのですが、お便りの中に6月9日(金)~28日(水)にカフェ・ギャラリーフク和ウチで、渡辺先生と親交がある古川タク先生が個展「一茶のセンス」をされることが書いてありました。開催中にぜひ訪れることをお勧めくださり、そして在京中に古川先生ご自身がおもちゃ映画ミュージアムを訪問したいと希望されていることも書いてありました。

5月21日の「国産アニメーション誕生100周年上映会」終了後の交流会で、渡辺先生からの手紙のことを話したら、イラストレーターの西岡りきさん(正会員)が、「古川タクさんとは同人誌の仲間だった。僕が5歳下で、一番年下だった。せっかく京都に来られるのだから声をかけたらどうだろう」とおっしゃったので、「全く世間は狭い」と吃驚仰天。

それならばと翌日、ネットで検索して古川先生宛に、事情を書いた上で「お話と作品上映会をして下さいませんか?」と依頼のメールを送信しました。ダメでもともと、ほとんど諦めていたのですが、以下のメールがすぐに届きました‼

「メール拝読しました。
ずっと去年の広島の帰りに立ち寄れなかったので、早くいきたいなと思っていました。
マンガミュージアムの展示も見たいです。
フク和ウチではマックブックの画面で一茶のアニメーション見てもらうだけなので、
ぜひやりましょう。」
 
バンザーイ‼と一人小躍りしました。私がモタモタして少し告知まで時間がかかってしまいましたが、明日の個展会場に刷りたてのチラシを持って西岡さんと行ってきます。
 
実は昨日も渡辺泰先生からお便りを頂戴したばかり。先生のところに届いた古川先生の個展案内はがきのコピーなども同封されていて、「以前からおもちゃ映画ミュージアムのPRをしており、案内してあげれば喜ばれると存じます」と書いてありました。渡辺先生が戦前アニメーションについての知恵袋としてだけでなく、親身に私共のことを案じてくださっているのが伝わり、涙が出るほどありがたく、嬉しく思いました。早速渡辺先生にも、今刷り上がったばかりのチラシを同封して、催しのご案内を差し上げます。きっと凄く驚いて、そして、喜んでくださることでしょう。
 
会場が狭いので、申し込み先着30人とさせていただきます。終了後には交流会も予定しています。たくさんの皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げます。
 
 

 

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