おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2020.06.17infomation

7月26日再企画‼「無声映画に見る新国劇の世界」

本当なら5月17日に、ミュージアム開館満5年の前夜祭として開催する予定だった無声映画上映会ですが、ご存じの通りのコロナ禍の影響を受けて、中止のアナウンスをしました。しかしながら、既にお申し込みを頂いていた多くの方から、「中止ではなく、延期で」とご要望が寄せられたこともあり、再度計画を練り直しました。

7月26日(日)13時半、当初と同じ活弁士の坂本頼光さん、サイレント映画ピアニストの天宮 遙さんに登場して頂き、剣劇映画にリアリズムを取り入れた新国劇の澤田正二郎出演『國定忠次』(牧野省三監督、1925年)と、その弟子で第二新国劇出身の大河内傳次郎出演『沓掛時次郎』(辻 吉郎監督、1929年)を上映します。詳細につきましては、以前ホームページで書いた記事をご参照下さい。

今月12日に澤田正二郎の『國定忠次』の8㎜フィルムを寄贈頂き、「画質は悪くても、ひょっとしたら更に最長版としてご覧いただけるかも」と色めき立ちましたが、そうそう上手くいくわけではなく…、でした。オリジナルは35㎜でしたが、上映後に切り売りされた35㎜のおもちゃ映画、前回寄贈頂いた16㎜フィルム、さらに今回寄贈の8㎜フィルムと様々な媒体に再編集して販売されるほど、人気が高かった作品だとわかります。9.5㎜のフィルムも見つかると良いですねぇ。

京都市立芸大客員研究員大西秀紀さんのご協力で、SPレコードに吹き込まれた澤田正二郎と大河内傳次郎の肉声をデジタル化したものもお聞き頂こうと思っています。これもお楽しみになさってください。

 

3密を防ぐため、今回も定員をいつもの半分の15名に設定しております。前回お申し込みをいただき、今回も参加を希望される方を優先しますので、残席はごく僅かです。

蒸し暑い中、マスク着用も酷なお願いですが、ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。換気にも気を付けますが、古い建物で冷房が不充分なことが申し訳ないです。できるだけ、涼やかな服装でお越し下さいませ。

入り口に消毒液を設置しておりますので、手指の消毒もよろしくお願いいたします。体調がすぐれないお客様のご入場はお控え下さいませ。今回の上映会は専門家による録画・録音をして編集し、5周年記念DVDを作成する計画です。これまで同様に販売はしませんが、正会員とサポーター会員になって下さった方にお礼として進呈します。どうぞ、完成を楽しみにお待ち下さいませ。

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