2021.10.04infomation
FPS1971-2020の10/6~12/12上映チラシができました!
10/6~12/12に上映する大阪芸術大学映像学科歴代学生映画1971-2020のチラシができました。
☆10/6~10日は鳴瀬聖人監督『温泉しかばね芸者』(2017年度)…8月5日付けで掲載したお知らせで紹介しましたので省きますが、主役を演じた辻凪子さんが監督と主演を務め目下撮影中の『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』の紹介を兼ねて、10/16(土)17時、ヒューリックホール京都に於て、京都国際映画祭2021のプログラムの一つとして「活弁でGO!京都凱旋スペシャル&『I AM JAM』の世界」が開催されます。辻凪子さんも登壇されますので、ぜひご覧下さい。詳しくはこちらをどうぞ。
☆10/20~25は宮田悠史監督『今夜は月が出ていない』(2010年度)…5人の高校生が映画をつくる。サッカーが好きな熱しやすく冷めやすいリーダー。演技が下手な女優志望の美人。やくざ映画オタクの自信家と、自己主張の強いBL(ボーイズラブ)オタク。主人公は受験の自己PRのために付き合いで参加する。 それぞれの主張がぶつかり合う中で、夢と将来に向き合う青春群像喜劇。
☆10/27~31は近藤啓介監督『サラダ』(2013年度)…宝くじで大金を手にした普通の家族が、みるみる変わっていく様子をコメディで描きます。「大学3回生で右も左もわからないまま制作した中編。とにかく真っ直ぐで、自分たちが楽しむことに純粋だったと思います。画面サイズを途中で変えたり、ラストに仕掛けをしたり、今ではできないチャレンジをしています。是非楽しんでください!!」と監督の弁。
☆11/3~7は松田健太郎監督『憐れみムマシカ』(2009年)…とある山間の小さな町を舞台に、未確認生物を捏造する男とその家族の物語。自らついた嘘によって躁状態になっていく人間の悲哀をコミカルなタッチで描き、その中で浮かび上がってくる人間の業の深さ。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010フォーラムシアター部門出品作品、 第13回ハンブルク日本映画祭(2012年)3001キノで招待上映。
☆11/10~14は四井浩一監督『ふたつの環』(1985年)…「卒業面接で宮川一夫先生に『演出やるならホンが書けないとダメだ』とカンカンに叱られ、依田義賢先生が”特別に”下さった“卒業展研究室特別賞”。当時8㎜ではなく16㎜で制作など大それたことで、東洋現像所に未払い現像料がたんまり残り、働きだしてからみんなで返した」思い出の作品。都会から逃げ出し元カノの郷里に転がり込んだ貴志は、彼女が願う太鼓の祭開催に向けて地元青年団員と共に手伝うことに。
☆11/17~21は池本翔監督『SANCTUARY』(2013年度)…監督した自主映画が賞をとった大学生の修二だが、絶賛された脚本は交通事故死した恋人の歩がゴーストライターとして書いたもの。 次回作の脚本を書こうとするが思うように書けない彼は、 制作費を稼ぐため始めた治験のバイト先で被験者の記憶を遡って“夢”として見られる治療マシンを使った実験を受ける事に。「このマシンを使って死んだ歩に会いに行き、書きたかったシナリオは何かを聞きだそう!」と思い付く。
☆11/24~28は宮原啓介監督『パン屋の愛情』(2000年)
☆12 /1~5は山田祥代監督『彼女らの真摯』(2003年)…卒業を翌春に控え芸大で写真を学ぶ透子はある夜、親友でルームメイトの椿が、家庭を持つ男との子を身籠った事を知らされる。 社会の現実と自身の志向する世界との狭間で悩む透子。 失恋と堕胎のショックを受け止めきれない椿。 それぞれに埋まらないギャップを抱えながら行き場を失いかけた二人の若者が、彷徨いながらも明日を見出していくまでの物語。残念ながら山田監督が本作を観返す事はもうありません。
☆12/8~12は横山健二監督『手紙』(1992年)…神戸国際短編映画祭KIIFF93'審査員特別賞 、バンクーバー国際映画祭94'ほかで招待上映。主要な撮影はゼンマイ巻きのベル&ハウエル フィルモ 70DRカスタム仕様で撮影。ゼンマイをフルに巻いても46秒しか駆動しないので、この映画のカットは最長で46秒。セリフはなく主人公の語りだけなので、ゼンマイの駆動音も特に問題なし。語りは『ウルトラマンサーガ』の監督や『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』の脚本なども担当された岡秀樹さんです。脚本を中島貞夫監督に褒められ、映画祭でご覧頂いた塚本晋也監督、押井守監督、鈴木清順監督、チェン・カイコー監督などにも褒めていただいた作品だそうです。
なお、本来なら10/13~17も上映なのですが、京都国際映画祭2021が10/11~17日にオンラインと一部有観客で開催されますので、FPSはお休みさせて頂きます。今年の京都国際映画祭は「前向け、前!」をキャッチフレーズに開催。当館も関わったサイレント/クラシック映画部門は、一部を除き無料でオンラインで楽しめます。詳しくはこちらをご覧下さい。