おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

チェケラ!~Check it out~ / 寺内幸太郎監督作品 2021年3月17日(水)~21日(日)10:30~

チェケラ!~Check it out~

1999年、寺内幸太郎(寺内康太郎)監督作品、16mm、カラー、スタンダード、73分

受賞歴(招待上映を含む)

1999年、韓日青少年映画祭コンペティション

あらすじ

町の小さなラジオ。経営困難な中、窮余の一策に出る。それは過去の遺産となった『伝説のDJ』トビー沖朗をDJとして起用する事であった。 しかし、トビーと一緒に現れたのは、『借金の取り立て屋』本庄であった。その理由はトビーに借金を前借させるためであった。ラジオ局は既にスポンサーも離れ四苦八苦の状態。そこで本庄がスポンサー探しに駆け回るはめになるのだが…。ラジオ局を取り巻き多くの者が翻弄されてゆくコメディー作品。

制作意図

90年代。地元に密着した情報源として、コミュニティーラジオの存在が見直され始めた時代。 それを作る側と、聴く側の世界の違い。そんな小さな制作現場の裏側で何が起こっているのか? それを極端なエンターテイメントに展開し、ドタバタコメディーとして制作しました。

キャスト

中村友美子、森岡大悟、宇都宮正記、松永俊彦、佐上佳嗣、匂坂力祥、中川智絵、山根瞳子、寺内幸太郎、中村充臣、小林智之、細野牧郎、西村朋樹、山本真梨子、永江一之、柴田崇貴、高倉雅昭、長松大輔、中野圭造

スタッフ

制作:永江一之・仲村充臣・寺内幸太郎、脚本:佐上佳嗣・寺内幸太郎、監督:寺内幸太郎、撮影:長松大輔、照明:森岡大悟、音響:永江一之、美術:寺内幸太郎、衣裳メイク:岡田しのぶ、音楽:横井ミッキー公博とBLUECHP、編集:佐上佳嗣・森岡大悟・寺内幸太郎

コメント

21世紀の到来直前。僕たちの世代は『就職氷河期』と呼ばれる真っただ中にいました。
今でこそ、誰でも簡単に撮影や編集ができるようになりましたが、当時はビデオの編集機器も高価なもので、フィルムで制作するのとあまり値段が変わりませんでした。
作られる学生映画の多くは退廃的で、どこか絶望感を肯定するような作品が多い中、自分たちは明るい映画を造りたいと想い卒業制作に向かいました。ただ、今となっては地に足のついていない青臭いエンターテイメントだったと思います。でもその時は僕たちにとって『青春そのもの』 だったのです。

 

 

 

 

【THE FIRST PICTURES SHOW 1971-2020開催趣旨】

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