おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

Si: シー / 片元 亮監督作品 2020年10月21日(水)~25日(日)10:30~

Si:  シー

2008年、片元亮監督作品、16mm、カラー、ビスタサイズ、89分

受賞歴(招待上映を含む)

ハンブルク日本映画祭招待

あらすじ

地元の高校に通う矢島トキオはその端正な風貌から女生徒から人気があった。告白される事も度々あったが、その返事も進路志望さえも「面倒臭い」と言う理由からトキオはいつも曖昧にしていた。 トキオの幼馴染である奥原正好は女生徒たちからトキオへの橋渡し役を何度も頼まれて辟易していたが、いつでもトキオと行動を共にしている。トキオはそんな正好を親友だと思っていた。そんなある日、病気で長期間休学していた竹原海が復学してくる。自分を特別扱いするクラスメイトと違い普通に接するトキオに好意を抱いた海はその想いをトキオに告げる。 その事を知った正好はその日、トキオに思わぬ告白をする。「僕はトキオが好きなんだ!」トキオ、海、正好、三人の奇妙な三角関係がその日から始まる。

制作意図

「恋に恋する映画」を作ろう。それがこの映画のスタートだった。多くの学友たちが大阪芸大という特殊な環境の中で独創性や芸術性を持った映画を作っていく中で敢えてベタベタな映画を制作しようと奮闘した。「新しい映画」「他とは違う映画」を追い求めるのも良いが、真正面から「娯楽である映画」を作ろうと当時考えたのを記憶している。

キャスト

夏、中森江美、上舞康彦、林健二郎、大友弥生、川島佳帆里、石川愛、槇徹、ミヤ蝶子

スタッフ

製作・企画:O.F.F,cine-magic CPU、制作担当:永井俊輔、脚本・編集・監督:片元亮、撮影:山﨑克彦、照明:杉浦圭、音楽:らうぎす・松本典子、美術:山田将生、録音:河野登志夫、記録:長谷川雄二

コメント

当時は観てもらう事や賞に出す事も考えず、ただ映画作りを楽しんでばかり。

「映画づくりは多くの人々に観て頂いて、初めて完結する」

私のデビュー作公開時に我らが師匠・中島貞夫監督から頂いたコメントを改めて思い出します。当時があるから今があるのだと何かと拙さだらけのこの映画を改めて完結できれば嬉しい。そのデビュー作「ストロボライト」の配信もスタート!

https://dokuso.co.jp/introduction/80 

これからも映画づくりを完結させていこうと思う素晴らしい機会を頂きました。ありがとうございます。

 

 

【THE FIRST PICTURES SHOW 1971-2020開催趣旨】

http://toyfilm-museum.jp/news/infomation/6083.html