おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2018.06.27infomation

8月24~26日、第13回映画の復元と保存に関するワークショップを開催します!

毎夏に開催している「映画の復元と保存に関するワークショップ」は、今年13回目を数えます。昨年、一昨年は東京を中心に開催しましたが、3年ぶりに関西に戻り、京都府京都文化博物館3階フィルムシアターをメイン会場に開催します。

参加申し込みは、7月20日(金)10時~7月31日(火)17時ですが、定員に達し次第締め切らせていただきます。あらかじめご了承ください。申込方法につきましては、こちらをご覧ください。なお、二日目、三日目に実施するライトニングトーク応募につきましては、後日トークの題目や概要をお尋ねしますので、ご協力をお願いいたします。

今年は、(一社)日本映画テレビ技術協会京都支部が主催メンバーに加わっていただき、大いにご尽力頂いています。せっかく関西で実施するなら、とチラシ掲載の6つの主催団体、17の協力団体が力を合わせ、それぞれが創意工夫した充実した内容で開催します。

「映画のまち京都」の太秦には、今も東映と松竹の撮影所が機能しています。その二つの撮影所が協力団体としてご参加いただき、力強い応援団になってくださいました。従来から、関西にはIMAGICAウェストがあり、フィルム専門ラボとして頼もしい拠点の一つとなっています。

また京都でフィルム修復をされている吉岡映像さんも、今回は実行委員会のメンバーとして参画いただいています。これまでも会場としてご協力いただいている京都府京都文化博物館、神戸映画資料館も、趣向を凝らしたワークショップを企画して下さいました。

今回新たに、人類学、民族学的見地からの記録映像を多く所蔵されている国立民族学博物館にもご協力いただきました。映像保存についてお話をうかがったあと、特別に保存施設を見学させていただきます(終了後は自由に館内見学できます)。

災害の多い日本では、東京一極集中ではなく、主要な機能を分散化する必要があります。文化庁は2021年度中に京都本格移転を目指しています。東の「筑波研究学園都市」に対し、西には「けいはんな学研都市」があります。国家的プロジェクトとして建設・整備が進められ、近年企業等の立地が加速しています。正式名称は「関西文化学術研究都市」ですが、長年「文化が欠けている」と言われ続けてきました。文化庁の移転で今後どのように変化していくか注目しています。遠方の人がなかなか見学できない場所ではないかと思い、けいはんなオープンイノベーションセンター、第2期施設工事が急ピッチで進む国立国会図書館関西館、中枢施設のけいはんなプラザの3施設を見学します(この見学コースについては、こちらで詳しく紹介しています)。

 

東京はやはり政治・経済の中心地であり、過去2回の開催では、様々な視点から業界の最新技術や情報を提供していただきました。その分、企業色が強かったという印象も伝え聞いています。関西に一旦戻るということで、今回は学術的な視点や地域での取り組みとしてのアーカイブの観点を加え、今日ある映像文化を如何に将来へつなげるかを考え、「映像文化の未来へ」をテーマにしました。かけがえのない文化遺産である映画・映像を次世代に継承するために、関心をお持ちの皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。

 

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