2025.09.13information
第21回西陣・伝統文化祭「千両ケ辻」参加企画“手話を体験しながら、ソーマトロープを作ろう!”

9月23日は私どものミュージアムの東側に位置する晴明神社の大祭です。

一千年前の平安中期、一条戻橋のたもとに住まいした陰陽博士安倍晴明公をお祀りしている神社としてよく知られ、参拝客が絶えません。神社の公式サイトは、こちらです。私どもは4月に移転してきたばかりなので、今回初めて大祭を見学することになります。
手元にある『安倍晴明公』(晴明神社編、講談社、2002年)は、晴明神社ご鎮座壱千年記念として出版された本で、このページを繰りながら、安倍晴明公が出仕された陰陽尞はここから少し西南に行ったところの千本出水あたりだと知りました。そこは私が二十代に一人暮らしをしていた場所。千年をタイムスリップして空想の世界に遊びました。
今年は戦後80年の節目ですが、「出征軍人は一条戻橋を渡ると生還できると言われ、日夜幟を立てた見送りの列が四方から集まり、軍歌、万歳の声が絶え間なかった」と本の中で山口宮司さんが書いておられます。
前後しますが、豊臣秀吉の時代には晴明社に隣接して茶聖千利休邸があったのは史実だそうです。つい先日上掲チラシを配架して頂きたいとお願いしに行った折り、利休が茶事に用いた晴明水を撮ってきました。


星印の晴明桔梗紋。今キキョウの花が見ごろを迎えています。古来9月26日が大祭だったようですが、今は祝日の23日に。徳川幕府3代将軍家光の側室で、5代将軍綱吉公の生母桂昌院の生地が西陣にあったらしく、その頃から祭儀の様子が充実されたと山口さんの言葉が本に綴られています。戦中、戦後の一時期は止むなく中止となりましたが、1949(昭和24)年から再興されて今日に至るそうです。

さて、前置きが長くなりましたが、晴明神社の大祭に合わせて、西陣・伝統文化祭「千両ケ辻」が開催され、今年は21回目。ありがたいことに地域の方からお声がけいただき、私たちも参加することにしました。この日は休館日ですが、臨時に開館し、通常通り10時半~17時まで開けます。館内見学はもちろん、手話に親しんでいただく第一歩になればと思い、聾宝手話映画と私が代表を務める“共に生きる会”の協力で、絵が動いて見える仕組みが小さな子どもでも分かる光学玩具のひとつ“ソーマトロープ”を作りながら、手話を体験する催しをします。 “ソーマトロープ”のつくり方は、こちらで動画を公開しています。どなたでも当日参加できますが、小学生以下は保護者同伴でお願いいたします。
このワークショップの開始は11時、13時、14時、15時です。その空き時間には2階で戦前のアニメ―ションを上映しますので、こちらもお楽しみください。館内には、栁早苗さんがこれまで描きためた水墨画を初めて展示されますので、こちらもぜひご覧ください。
要入館料(高校生以上~大人1000円、中学生600円、小学生以下は無料)。映画に関する貴重な資料をご覧になりながら、その歴史が学べます。「千両ケ辻」をそぞろ歩きながら、当館へもご来場賜りますようお待ちしております。


