おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

どんてん生活 / 山下敦弘監督作品 2022年10月14日(金)13:00~

どんてん生活

1999年、山下敦弘監督作品、16㎜、カラー、スタンダード94分

受賞歴(招待上映を含む)

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリ

あらすじ

長大なリーゼントと赤ジャンという時代錯誤な風貌の元暴走族メンバーと、ヌーボーとしたプータローが、曇天の日にパチンコ屋で出会い、意気投合し、エロビデオのコピーの仕事を共同で始める。リーゼント男には別れた妻と子供がいて・・・。

制作意図

時代に取り残された人々に切なさを感じていた10代の自分の集大成として作りました。 自分の信頼出来るスタッフ、自分の好きなキャストたちと、ただただ映画を作りたかっただけの作品です。かなり粗削りな作品ですが、今の自分にはなくなってしまった感覚でうめつくされた純度の高い映画です。

キャスト

山本浩司, 宇田鉄平, 康季丹、前田博通、今枝真紀

スタッフ

製作:真夜中の子供シアター、監督:山下敦弘、脚本:向井康介・山下敦弘、撮影:近藤龍人、照明:向井康介、録音:前田隼人、整音:松本章、音楽:赤犬、編集:向井康介・山下敦弘・前田隼人・近藤龍人、助監督:藤野ミチル・須田結加利、柳田佑子

コメント

まだ何者でもなく、誰からも期待されず、思うがままに映画の事だけに熱中していた大学時代は、楽しくもあり、辛くもあり、何にもなかったけど豊かな日々でした。でも戻りたくない不思議な時間です。(2021年4月28日~5月2日、上映時のコメントです)

 

向井康介著作「大阪芸大 破壊者は西からやってくる」が2019年7月24日に現代書館から刊行された。熊切和嘉の「鬼畜大宴会」から「どんてん生活」までをヴィヴィッドに描写、当時の大阪芸大は、梁山泊そのものだった。

 

 

2020年4月29日~5月3日に上映予定していましたが、緊急事態宣言が出て延期となり、今回初上映となります。1年間もお待たせし、申し訳ありませんでした。