江國さゆりは不感症 / 金子陽介監督作品 2020年7月22日(水)~26日(日)10:30~
2008年、金子陽介監督作品、16mm、カラー、スタンダード、74分
受賞歴(招待上映を含む)
第11回ハンブルグ日本映画祭招待上映(ドイツ)
あらすじ
さゆりは恋をしていた。 想いを伝える事ができないさゆりの部屋は、まるでその気持ちをぶつけるかのような奇怪な形の粘土で埋まっていた。 ある日、彼に好きな人がいる事が判明する。 それが自分ではないことを知った彼女は、衝動的に彼を部屋に散らばる粘土と同じ造形物にしてしまう。 部屋に佇むさゆり。 その時、部屋の隙間という隙間から水が滴り始める…。 自ら作り出した造形物によって体を蝕まれ、やがて“不感症”になるまでのさゆりの物語。
制作意図
映画を撮るにあたり、「自己表現」という原点に返って物語を考えました。 人はなぜ(あるときはリスクを犯してまで)自己表現をするのか。 私なりの答えを追求しました。
キャスト
今泉さくら、隅谷和哉、高木友、西田健一、安藤匡史、木津円
スタッフ
制作:高塚映里香、脚本・監督:金子陽介、撮影:瀬川由希、照明:高橋紘樹、美術:長岡千華、録音・整音:竹内遊、音楽:金子陽介、編集:小川泉、助監督:岡田真樹
コメント
とても自由な環境で、存分に映画作りに没頭できました。
【THE FIRST PICTURES SHOW 1971-2020開催趣旨】