玩具映画とは、玩具映写機の販売のために、劇場で上映された無声映画の断片を切り売りしたり、あるいはアニメーションのように独自に製作した映画のことを言います。大正から昭和の初頭(1920~30年代)は、日本の無声映画の全盛期ですが、トーキー時代に入り、不要になった無声映画は再生フィルムとしてリ・ユースされたり、可燃性フィルムであったため、廃棄されたりして、失われて行きました。だから、ほとんどの無声映画が散逸しています。 20秒から3分程度の短いものですが、オリジナル映画が既に失われているため、玩具映画と言えども、たいへん貴重な映像たちです。