「京都ニュース」No.102 昭和44年(1969年)
この「京都ニュース」No.102は、立命館大学アートリサーチセンターに保管されている16mmフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
| トピックス・日米市長、商工会議所会議のため渡米 |
01:08 |
| トピックス・西京極トレーニングセンター~健康な体つくりのために | 01:14 |
| 01:03 | |
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02:53 |
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| 03:00 |

「京都ニュース トピックス 京都市広報課」10月18日、富井市長は、アメリカのロングビーチで開かれる第10回日米市長・商工会議所会頭会議に出席のため、日本側の団長として青木市会議長らと出発しました。

市長はこの後、ボストン、パリなど、欧米の都市を視察しました。

その成果は、今後の京都市のまちづくり、市民の福祉向上にと、大いに活かされることでしょう。

「トピックス・西京極トレーニングセンター~健康な体つくりのために」
とかく便利な世の中に、ままならぬは、太りすぎ。食欲の秋の総決算でもないでしょうが、スタイルづくりに懸命の奥様方。

健康な身体づくりに加えてストレスの解消にもなると、大賑わいの西京極トレーニングセンター。

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奥様ばかりではございません。パパも、坊やもどうぞ。

「トピックス・京都市71周年自治記念~市政協力者感謝状授賞式、市民の集い」
今年は、京都市が独立して71周年の自治記念日。市民みんなの力で住みよいまちをつくろうと、富井市長と青木市会議長が呼びかけ。市政協力者など1002人、76団体に表彰状、感謝状が贈られました。

蜷川知事も、住民のための地方自治を育てようと激励。夜の部・市民の集いには、おなじみの市民寄席も登場するなど、多彩な行事で記念日を祝いました。

「京都ニュース 園芸指導員の一日 京都市広報課」
慌ただしい暮らしの中で、心を和ませ、潤いを与えてくれる花。

最近、花を愛する人は増える一方。市民に美しい花を、また、農家に新しい収入源をと、京都市では花づくりに力を入れています。市の園芸担当者は十数人。市内の花の需要の半分は京都で作ろうと、大張り切り。

果樹園芸も盛ん。水尾の柚子。日本の料理に欠かせないこの香りに、古い歴史が流れています。柿、梅、栗も、京都の気候や地質に合って盛ん。

近く、ぶどう園をつくる話も進められています。種や苗のお世話、肥し、資材の扱い方から植え付けと、話し合いは続きます。山の寒いところでは、立地条件を活かして、チューリップ、スズラン、バラ、オミナエシの花づくり。花背や越畑などでつくられる花は、長い冬を過ごし、少し遅れて都にお目見えします。

市では、来年春、花と緑のまちづくり運動を進めようと、今準備をしています。越畑で、土づくりの指導をするハチダさん。地元の人の意欲も高く、議論することもしばしば。時には経営上の相談にも乗ります。経済の高度成長とやらで急速に都市化が進む中で、新しい農業として、園芸が年々伸びているのです。


いやな臭いや煙で評判の悪かった、伏見区横大路のゴミの山。十数年来、ここに積み上げたゴミや灰は、80万t。これではならじと、富井市長は、46年までにゴミの山を緑の丘に変えることにしました。

このため隣に買収した土地は西京極球場の10倍。

ここに、8t積みダンプで6万台分のゴミを移し替えます。埋立地には土をかぶせて運動公園にと、夢は広がります。この工事に必要な経費は、およそ8億円。横大路一帯は、緑に包まれた憩いとスポーツの広場として生まれ変わろうとしています。

一方、年々増えるゴミに備えて、右京区の大江に西部清掃工場を建設。ゴミは、今では5年前の2倍。市内から1日およそ1300tも吐き出されます。46年に工場が完成すると、1日に600tを処理します。煤煙の出ないオートメーション装置など、設備も完全。まず始めた工場への道づくりも、国道をまたいで立体交差。交通を止めないために真夜中の大工事。係員は真剣そのもの。

この西部清掃工場の建設費は、しめて21億円。1日も放っておけないゴミの処理。清潔な環境と住みよいまちづくりを目指して、作業は着々と進んでいきます。



