おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.105 昭和45年(1970年)

この「京都ニュース」No.105の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

 

目次 総時間
火災からいのちを守る

02:52

トピックス~春

02:08

ぞくぞく開通!幹線道路

01:12

 

本番さながら、真剣な救助訓練。市民の皆さんの協力で京都市内の火災は年々減っているのに、火事で亡くなる人は増える一方。市民の命を守って救助隊は活動を続けている。ところで、皆さんはもし火事が起こったらどうなさいますか。

「こんにちは。あの、消防局ですけども。」「あの、奥さんこのビルでですね、もし火事がいったとしたら、どうして知りますか。」「そうですね、あの、ベルで知りますね。」「非常ベルで知りますね。」 「今、下の方から火事になったとしたら、奥さんならどうして逃げられますか。」「やっぱしエレベーターで逃げるわね。」「ねえ。」 「エレベーターの中で停電になればどうします。」「さあ、どうしよその時。」「この部屋から一番近い非常口は知っていますか。」「えーとねえ、この廊下の突き当りですか。」「...。」

「奥さん、ちょっと失礼します。」「はい。」「あの消防局ですけども。」「はい。」「もしもですね。」「はい。」「ここであの火事になったとしたら。」「はい。」「奥さんならどうされますか。」「はい、あの、先ね119番に電話して、それから消火器で消します。消火が到着するまでに。」「ああそうですか。」「はい。」「2階でお休みになっててですね。」「はい。」「もしも下から燃えてきたとしたら。」「はい。」「火事になったとしたら、奥さんならどこに逃げられますか。」「さあ、そうですね。まあ、2階の窓から飛び降りるのと違いますかしらん。はい。」「えー、あの、こういったですね。えー、あの、ロープに結び目を作って。」「はい。」「えー、まあご家庭でいざの時のために用意をしていただいていると。また、あの、普段使われている物干し竿なんかをいざの時にですね、ああいうんに使って、えー、まあ逃げるということですね。すでにこういうことはもう市内で実際に使ってられるところが、まああるわけ...」

皆さんの家庭で、職場で、今この場所で、もし火事が起こったら。さあ、どうして知らせましょう。一番近い非常口は。避難器具の置き場所は。使い方はご存知ですか。悲しい犠牲者を出さないために、普段から十分注意してください。  

聞こえるでしょう。水の表に流れている春の歌声が。聞こえるでしょう。子供達の元気な声が。動物園のゾウさんも君の来るのを待っている。宇宙ロケットのようなすてきなお家。チンパンジーやオランウータン、そしてゴリラのジミーくんにベベちゃん。洒落たお家はとってもお気に入り。みんなで、よいこの来るのを待っているよ。みんなで仲良く遊ぼうよ。明るい日差しの動物園で。子供たちの歓声が聞こえている。

街に花や緑をいっぱいに。目抜き通りに置かれた大きな植木鉢、フラワーポット。赤・黄・紫、色とりどりの可愛い花がいっぱい。あなたは気がつきませんでしたか。京都の街のあちこちに、こんな小さな可愛い花が咲いているのを。

慌ただしい人々の心に安らぎと潤いを与えてくれるでしょう。市民みんなの力で、京都を花と緑がいっぱいの楽しい住みよい街にしていきましょう。

「京都市内では、東大路五条で南行きが700m、西大路五条で北行きが300mと混んでいます。国道関係では、国道24号線の宇治市大久保の交差点と観月橋の交差点でやや混んでいます。以上、交通管制センターからお伝え致しました。」街は、車でいっぱい。

京都市が進めてきたみちづくりも、市民の皆さんの協力で次々と完成しまして、去る42年から工事にかかっていた鴨東線。

鴨川の東側を、今出川通から丸太町通りまでの2キロ。河原町通りの交通緩和に役立つことでしょう。南禅寺道、これは天王町から仁王門通りまで。

市の南部、工業地帯の重要な幹線道路、久世橋通。外環状線、観月橋から宇治川沿いに横大路の旧国道1号線まで3キロ。2年がかり、工費42億5000万円で完成。テープを切る、建設省次官と富井市長。国道1号線の通過交通はこちらに回り、市内の交通マヒの解決に大きく役立ちます。

西の外環状線ともいえる宇多野嵐山樫原線。丸太町通りと国道9号線を結ぶ重要な幹線道路として開通。一部完成していた丸太町線、国鉄花園駅から嵐山まで4キロ、総工費17億円で全線開通。

人口の増えてきた右京と、市中心部を結ぶ通勤幹線道路として、また嵐山方面への観光ルートとして、地元の皆さんの期待も大きい。道はそこに住む人々の暮らしを守るためにあるもの。京都市のみちづくりは市民の皆さんの協力でこれからも積極的に進められていきます。