おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.112 昭和46年(1971年)

この「京都ニュース」No.112の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

 

目次 総時間

新しい農業めざして ―灰方園芸団地―

01:3o

トピックス~白川女行列

00:52

トピックス~山林防火

01:17

若草寮の仲間たち

03:05

 

京都市が、大枝・大原野地区一帯に計画を進めている洛西ニュータウン。

美しい緑に囲まれた新しい街づくり。

その建設のために土地を手放した農家の人々に、新しい形で農業経営を続けてもらおうと市が作った園芸団地。ニュータウン予定地にほど近い灰方にできた温室は、温度も自動的に調節できる最新式です。

初めての採り入れは済みましたが、経済的に成り立つにはまだまだのようです。創意や工夫を活かし、新しく生きようと農家の人々は意欲を燃やしています。

花いらんかな。白川の里から露に濡れた花を朝もやの京の街に届ける姿も、見かけなくなって久しい。

平安京の頃、宮中に花を届けたという故事に倣って、白川女の行列が都大路を練り歩く。

手ぬぐい、脚絆に前だれ姿で。花は人の心を結びつける。

青い空、白い雲は僕たちを元気にしてくれます。みんな外へ出ましょう。

僕たちボーイスカウトは消防署のおじさんと一緒に、ハイキングのお兄さんたちに山火事の注意を呼びかけました。

春は空気が乾燥しているので、野や山でのタバコの吸殻・焚き火の後始末が一番危ないのだと教えてもらいました。自然を火災から守るために、僕たちも頑張らなければと思いました。

 

知恵遅れの人の施設、若草遼が千本北大路・船岡山公園の近くにできました。ここに住んでそれぞれの勤め先へ通う仕組みで、自治体が作ったものとしては全国で2番目。

完成式で舩橋市長は、障害を持つ人々の幸せのため頑張りたいと挨拶。障害児福祉協会オオツカ理事長に市長からキーを手渡します。

市内の色々の職場で働く青年たち。真面目さが買われて、どこでも評判が良い。

1日の仕事を終えて、みんなが寮へ帰るのは6時過ぎ。今この寮に、11人の仲間がいます。障害者への理解もだんだん深まってきましたが、まだまだ世間の風は冷たいのが実情です。

学校を卒業した人が社会へ出て働く一方、同じ悩みを持つ者同士が一緒に話をし生活するところに大きな意味があるのです。

指導員を囲んでの、団欒のひととき。こうした中から、逞しい社会人としての心構えも生まれてきます。ともすれば、強いものだけが生き残ろうとするこの社会で、障害者や日の当たらない人々の幸せを図ることが地方自治体の大きな仕事と言えるのです。