「京都ニュース」No.117 昭和47年(1972年)
この「京都ニュース」No.117の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
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すすむ分校づくり |
02:04 |
| トピックス~京都市交響楽団に新指揮者山田さんと福村さん |
01:29 |
| トピックス~京都市消防航空隊発足 |
01:32 |
| ごみと戦う |
03:20 |


山科、醍醐、右京などの市周辺部では、近年、人口が急激に増えてきています。

それに連れて、周辺部の小学校・中学校の児童数もうなぎ上り。

京都市では、学校づくりに追われています。この4月には、小学校3つ、中学校1つの分校がスタート。

待ちに待った入学式、子ども達は楽しそう。新しい分校、新しい教室、新しい運動場。子ども達はすごく元気。

でも、校舎不足はまだまだ続きそうです。

そこで京都市では、47年度中に27億円をかけて学校用地の確保に努める一方、周辺部に7つの分校を建てる計画です。


京都市交響楽団の新しい指揮者に、山田一雄さんと福村芳一さんが決まりました。舩橋市長と、契約書に調印する新指揮者。常任指揮者の山田さんは、京響を市民に愛される立派なオーケストラにしたいと抱負を語っていました。

早速、力強い練習。京響は京都市民の誇るオーケストラ。美しい音楽を市民のものにと、数々の演奏会を開催しています。

中でも好評なのは、定期演奏会や市内巡回コンサート。新しい指揮者を迎えて京響の今年の活躍が期待されます。

このほど、京都市に消防航空隊が誕生。空陸一体で、災害や緊急事態に備えます。

航空隊はヘリコプター1機と隊員7人。ヘリコプターの名前は「きようと号」。伏見区横大路のヘリポート。

舩橋市長が、「きようと号」に発進の合図。ヘリコプターは7人乗り。エンジンの始動から離陸まで、1分以内のすごいダッシュ。消防航空隊は、高層ビルの火災で煙に巻かれて逃げられない時、水害で町が孤立した時、山間僻地で病人が出た時、山火事の時、その他いろいろな災害から、市民の生命を守るため活躍します。京都市消防航空隊、GO。


ゴミは毎年どんどん増え、ここ5年間で2倍にも増加しています。

京都市では、近代設備の整った清掃工場を建設し、日夜ゴミと戦っています。京都の街をきれいにしたい、これは市民みんなの願いです。

この願いを踏みにじるかのように、ゴミを空き地や川などに捨てる人が後を絶ちません。ゴミの不法投棄は市民の敵です。この敵を是が非でも、京都の街から追放したいもの。

ゴミも変わりました。テレビ、洗濯機、コンクリート破片、プラスチック。大型化し、燃えないゴミが増えています。

そこでこのほど、国の清掃法の改正に伴って、京都市の清掃条例も全面的に改正。変わったのは、商業や工業などの事業活動によって生じたゴミ、産業廃棄物は、事業者が自分自身の責任で処理しなければならないということです。しかし、事業者自身でゴミを処理するのが困難な中小企業については、市の方で処理します。

南区上鳥羽塔ノ森の埋め立て地には、次から次へとゴミが持ち込まれています。ゴミは今後ますます増えることでしょう。このゴミの洪水に打ち勝とうと、市では伏見区横大路の南清掃工場に、焼却炉と粗大ゴミ破砕装置を建設中。このように京都市では、清掃局を先頭に、今日もゴミと戦っているのです。



