「京都ニュース」No.128 昭和49年(1974年)
この「京都ニュース」No.128の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
|
福祉の風土づくり |
02:47 |
| 京のよさは歩いて |
01:54 |
| 洛西ニュータウン工事すすむ |
02:56 |


ぴょんぴょんぴょん。僕らが元気に遊べるように。ここ、京都市心身障害児福祉会館では、子どもたちの訓練が続きます。

体の不自由な人々も安心して歩けるまちに。点字ブロックや横断歩道の敷居?引き?下げが行われています。

これでやっと車いすで渡れるようになりました。

新しくできた市役所の第2庁舎。体の不自由な方も気軽にお越し願えるよう、いろいろな設備を設けました。車いすごと入れるトイレ。階段には点字タイルや手すり。

竣工式の日、舩橋市長は、今の世の中はお年寄りや体の不自由な人々にとって、決して住みやすいものとはなっていません。これから市民みんなで福祉の風土づくりを進めましょうと挨拶しました。

ストライク!賑やかな歓声と拍手がこだまする。まだまだ残されている社会の厚い壁を、市民みんなの力で打ち砕いていきましょう。障がい者もまた、社会の主人公でなければならないのです。ゴール目指して走る、走る。子どもやお年寄り、体の不自由な人々。みんなが生き生きと活動できるまちに。そこに私たちの福祉のゴールがあるのです。


京都はすっかり春の色。全国至る所から観光客がやってきました。

でも、ものすごいマイカーの行列。排気ガスや交通渋滞。京都市では、このほど観光駐車場からマイカーの締め出しを決めました。

自動車を降りよう。まちのあちこちに残された京の良さ。静かなたたずまいが、人々を迎えてくれます。嵯峨野。ぶらぶら歩きのあなたに、懐かしい土と緑の輝き。みんなの力で、大切に保存されてきた歴史と故郷の香りです。

マイカー観光拒否宣言。昨年、舩橋市長が全国に向けて発表したこのアピール。素晴らしい京都の良さを、ゆっくり歩いて味わってほしいのです。


右京区大枝大原野の洛西ニュータウン。一日も早い完成をとの声に応えて、造成工事が急ピッチ。面積ほぼ274ヘクタール。ここに人口4万4000の、新しいまちが生まれるのです。

幼稚園、小学校から高校までの教育施設。池や古墳を取り入れた緑の公園。商店街や娯楽施設のあるタウンセンター。洛西ニュータウンは、都市の機能を十分発揮できるよう計画されています。

まちの基本となる道路や上下水道などの整備も、今、計画的に進められています。 植木づくりで、憩いの広場も生まれます。上羽

施設園芸団地。洛西ニュータウンに土地を提供された方々に、引き続いて農業を営んでいただこうとつくられました。場所は、ニュータウンに近い、大原野上羽町。面積およそ9500平方メートル。右京区灰方園芸団地に次いで、2番目のもの。

この広い温室に育ったおいしいキュウリやトマトなどが、私たち市民の食卓にまもなく届くことでしょう。美しい自然の中に誕生する洛西ニュータウン。京都市が市民の皆さんとともに進めている、公害のない緑豊かな住みよいまちづくり。



