「京都ニュース」No.129 昭和49年(1974年)
この「京都ニュース」No.129の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
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水、水、水 |
02:23 |
| すすむ〝まちづくり〟 |
02:39 |
| 市民とともに―京都市政 |
02:54 |


京都の夏は、今年もうだるような暑さ。市内のプールは、水を求めて集まる人たちで大賑わい。

海のない京都のちびっ子たちに、舩橋市長が涼しい遊び場をプレゼント。

深さ25cmのちびっ子じゃぶじゃぶプールです。プールのお世話をするのは、町内のお母さんたち。ちょっぴり羨ましそうですね。今年新しくつくられたじゃぶじゃぶプールは、18か所。これで市内に54か所となりました。

子どもたちに負けてはいられません。「今年こそはかなづちを卒業しなくちゃ」、と、大張り切りのお母さん。今年も、市内5つのプールで母と子の水泳教室が開かれました。親子そろって猛練習。

こんな水の恋しい夏のある日、右京区桂川の堤防では、大雨に備えて大掛かりな水防訓練が行われました。土嚢を積み上げる人、杭を打つ人、みんな汗だく。本番さながらの厳しさ、どの顔も真剣そのものです。

舩橋市長もヘルメット姿で陣頭指揮。

この日の訓練には、消防職員、消防団員およそ800名が参加。水陸空、力を合わせた水際作戦でした。


烏丸通。この下を貫いて、北山から竹田まで、11.2km。地下鉄烏丸線が走ります。

今、待望の工事開始を前に、遺跡調査が進められています。食器、瓦、すり鉢の破片、そして弥生式土器や石包丁。

私たちのまち、京都の歴史が、慎重に掘り起こされていきます。地下鉄工事を前にした事前測量も急ピッチ。もうすぐ建設の槌音が響くのです。

こちらは国鉄山陰線高架工事。

総工費50億円をかけて、京都市が昭和47年5月、都市計画事業として始めたものです。工事も大詰め。高架橋本体の建設も快調に進んでいます。

京都駅から二条駅までのおよそ5km。京都のまちを東西に分断していた山陰線が生まれ変わるのです。

新しい京都に架ける橋。昭和50年度には、ここに一番列車が走るのです。


140万市民の住むまち、京都。この市民の声を生かして市政を進めること、これが地方自治の基本です。

ここ市役所にある市民相談室。

住宅が欲しい、下水道を早くつけてほしい。市民の皆さんから寄せられる相談や要望は、1年間で11万件を超えます。

市民の皆さんの生の声を市政に反映させようと、舩橋市長は市民と膝を交えて懇談会。

増える自動車と交通事故。すべての人々が安心して歩けるように歩道づくり。そして、体の不自由な人々も自由に活動できるように、道路にもきめ細かい配慮。舗装工事は、まずお買い物道路から。奥さんを悩ませる泥んこ道もなくなります。

水道工事。京都に水不足はありません。子どもたちが元気にのびのびと育つこと、これはお母さん方の強い要望です。

公園、学校プール、児童館、そして保育所が計画的につくられていきます。

交通安全の対策にも全力投球。 市民ぐるみで、公害のない緑豊かな住みよいまちをつくろう。すべての人々が人間として生きる福祉の風土をつくろう。京都のまちは市民みんなが主人公です。



