「京都ニュース」No.19 昭和32(1957)年

| 目次 | 総時間 |
| 100回を迎えた土曜コンサート | 01:01 |
| 共同募金始まる 平安養育院など | 01:18 |
| 赤ちゃんコンクール | 01:02 |
| 動く屑かご 運動会での臨時屑かご、清掃部、教育委員会 | 00:41 |
| 進歩したスクーター | 00:53 |


昭和29年4月に始まった土曜コンサートは、去る28日に第百回目を迎え、その記念番組「音楽物語 土曜コンサート」が円山公園音楽堂で上演されました。

高山市長、不破観光局長もプロローグの出演者の一人として登場。土曜コンサート誕生の発端を述べれば、京都吹奏楽連盟選抜メンバーによる吹奏楽で幕を上げ、葵小学校PTA木犀コーラス、バレエ、軽音楽などがあって、京都府警音楽隊のステージパレードで会は最高潮。今シーズンは、来る12日で幕を下ろす土曜コンサート、来年の上映が期待されております。


長い人生の大半を終わって余生を静かに送る人々。この老人たちに静かな環境と整った設備をと、この度伏見大亀谷に完成したこの老人ホーム。

祝福されるべき人生の門出に、その寄る辺を失って世の荒波に漂うかわいそうなこの孤児達に、温かいねぐらを与え、さらに独り立ちする日までの教育を施すこの平安養育院。

これらは、毎年十月皆さんの胸を飾る赤い羽根の共同募金の助けを借りています。今年もその十月が来ました。お互いに助け合って、明るい社会を築きましょう。


コンクール流行りの今日この頃、これは最も若い人たちのコンクール、赤ちゃんコンクールです。赤ちゃん日本一を京都から生み出そうと、当のお母さんも係員も汗だく。けれどご本人は何が何だか分からず、ただ泣き叫ぶばかり。

体重、身長、胸囲と次々に計って、今度はお医者さんの内診。ここ中央病院の講堂は割れるような騒ぎ。今日ばかりはお父さんは全くのお手上げ。おやおや、この子はミスユニバースの素質があるようですね。


清掃部自動車事務所を、屑籠を満載したトラックが出ていきます。これは今度、清掃部と教育委員会がタイアップして行う、動く屑籠で、運動会や集会には、申し込みによって屑籠を会場に届け、ゴミは必ずこの中に捨ててもらうよう、市民の協力を求めるものです。美しい環境を作りましょうとの市民憲章は、まずこのあたりから実行に移しましょう。


戦後、国民の自家用車としていち早く登場したスクーター。これはその懐かしいスタイルです。それから十年、日本人の国民車として成長を続けてきたスクーターは、この度58年型を発表。愛好家の人気を呼んでいます。運転に、自動車とはまた異なった爽快味を持つスクーターは、さらに日本人の間に普及されていくことでしょう。



