「京都ニュース」No.20 昭和32(1957)年

| 目次 | 総時間 |
| ネール首相入洛 大映撮影所見学(長谷川一夫、山本富士子さん) | 01:02 |
| おやこゆうぎ大会 西京極グラウンド | 01:05 |
| 文化観光会館設計決まる | 00:34 |
| PTA音楽交歓会 円山音楽堂70団体 | 00:53 |
| 京都市平和都市宣言 | 00:45 |
| "市民憲章"キモノショウ | 01:11 |


来日中のネール首相は、11日、令嬢インディラ夫人とともに京都を訪れ、11時過ぎ、野村別邸の府市商工会議所主催のレセプションに臨み、深みゆく京都の秋を満喫。昼食ののち、高山市長らに送られて、京都御所へ向かいました。日本建築に深い関心を持つ首相は、紫宸殿では、宮内庁事務所長に説明を促す熱心さでした。さらに一行は、大映撮影所を訪問。スターたちに出迎えられ、第4ステージで撮影中の時代劇のセットを、興味深げに見学しました。


空は綺麗に晴れました。今日は嬉しい運動会。明るい歌声に乗って、15日朝10時から、第9回親子遊戯大会が開かれました。秋晴れの西京極グラウンドには、市内25の幼稚園の園児3700人とそのお母さんが詰めかけて、フィールドいっぱいに元気なお遊戯の花模様を繰り広げました。

教育長さんも、にこにこと見学しました。今年のお遊戯大会は、全市の幼稚園の先生たちが相談の上、仲良く助け合いの心や団結の力を育てるのが目的とのことでした。


去る4月5日、第1回審議会を開いた京都国際文化観光会館審議会は、6月5日、敷地を岡崎に決定。

6月18日、3つの建設事務所に競技設計を依頼しておりましたが、10月15日にこの設計図の提出があり、17日から3日間、同委員会で慎重に審議の結果、19日の夕方、その設計図を決定しました。これは、その俯瞰図です。


秋晴れの13日、午後1時半から円山音楽堂で、第5回京都PTA交歓音楽会が開かれました。市長さんから「しっかりやってください」と励まされたお母さんたちは、この日ばかりは家事の忙しさも忘れて、スタンドからの声援を浴びて、美しい歌声を響かせました。「素人とは思えません」との陰の声に気をよくしたお母さんたちは、「これからはお父さんにも加わってもらいます」との意気込み。参加70団体に上る、PTAコーラスの一コマでした。


18日から岡崎で開かれた世界連邦アジア会議の第1日の午後、一般討議に先立って、高山市長は、京都市議会の議決により、平和都市宣言を行ったと発表し、満場の拍手を浴びました。宣言。京都市は、昭和25年10月22日、制定・公布された、世界恒久平和の理想の達成を目的とする、京都国際文化観光都市建設法により、一大平和都市の建設に邁進してきた。


「"市民憲章"キモノショウ」と銘打った珍しいファッションショーが、円山音楽堂で開かれました。このショーには、市内の奥さんやお嬢さんも、モデルさんと一緒に出演しました。お箏の伴奏に乗せて、荒川株式会社提供の東洋レーヨンのナイロンの着物と帯の秋のファッションを見せながら、市民憲章をテーマとした物語を進めていく、新形式のこの珍しいショーに、お客さんたちは秋の夜長を楽しみました。



