「京都ニュース」No.29 昭和33(1958)年

| 目次 | 総時間 |
| 成人学校(市教育委員会) | 01:20 |
| 歯の女王決まる(新聞ホール) | 00:47 |
| 薪能(平安神宮) | 00:41 |
| キモノショウ(円山音楽堂) | 00:51 |
| まちを静かに(京都市・京都府警察本部) | 01:59 |

勤労の余暇を有意義に過ごそうと、京都市教育委員会では、今年も5月10日から成人学校を開校しました。

立誠校(※立誠小学校?)・音楽教室では、コーラスの練習に余念がありません。また、その2階では、大きな将棋盤を見つめて、一心に考え込んでいる一組があります。これは、南口八段指導による、将棋教室の人々です。ここは、京都家庭料理専門学校です。未来の花嫁さんたちが、料理の実習中。先生の講義通りはやってみても、なかなか思うように出来上がらず、笑い声がどっと上がるにぎやかな教室です。

こちらは今年から新しくできた、お年寄り教室。オオハシ教育次長が開会に先立って挨拶。仕舞には、来日中のエリザベス・アーレンさんの参加もあり、雅楽・舞楽などが、河村能舞台に静かに流れていきました。

全国的に行われた歯の衛生週間にちなんで選び出された、歯の女王が決まりました。

今年は、下京区のキタオセツコさんに女王の栄冠が授けられ、そのほか準女王5名が決まりました。

また、よい歯の学童生徒の188名の代表に、市長からご褒美が贈られました。


明々と燃え立つ炎の揺らぎに、能の面が鈍く照り、金に映え、銀に翳る、二匹の装束(?)。青葉の京の年中行事、「京都薪能」が、平安神宮社殿前の特設能舞台で、古典絵巻(?)を繰り広げました。

夕闇の能舞台で火入れ式が行われ、優雅な「松風」、「仕舞(?)」、「玉の段」などが舞われ、夢幻の境地に観衆を魅了しました。

京の新名所「比叡山ドライブウエー」をテーマとした、ナイロンキモノショウが、ネオデザイナーグループ主催、東洋レーヨン株式会社、荒川株式会社の協賛で、円山公園音楽堂で開かれました。

憧れの道、幻の谷などと題したコントに乗って、次々と紹介される美しいナイロンの変わり織りの着物や、ガウン(?)、ネグリジエに、会場に集まった女性を喜ばせていきました。


6月1日から、まちを静かにする運動が始まりましたが、その前日の正午から、市役所前広場で、交通騒音追放音楽パレードが行われました。

これは、音楽隊員が、スクーター、自動車、歩く人などになり、演奏しながら行進する、全国初めての試みで、十一中学の女生徒がプラカードを持って、協力出演。騒音を無くするには、まず交通道徳が必要と、交差点での車や人の正しい横断の仕方を分かりやすく示しました。

また、運動開始の6月1日、午前10時から、高山市長、井上府警本部長が、ボーイスカウトとともに四条河原町に立ち、ビラを配って歩く人にも協力を求めました。午後からは、青年会議所会員の運転する自家用車30数台を連ねて、無音運転パレードを行い、広く全市に呼びかけました。



