「京都ニュース」No.75 昭和40(1965)年


| 目次 | 総時間 | |
| 美しく静かな京都を(市民憲章) | 00:27 | |
| 宝池こどもの楽園開園一周年 | 01:34 | |
| トピックス | 二条城の清流園 | 01:32 |
| さくらの女王 リンダ・ケニス(ワシントン・ポトマック河畔の桜の女王) | 01:01 | |
| ナイター設備完成-西京極球場- | 02:41 | |




昨年5月、競輪場跡に開設された宝池の「こどもの楽園」は、「子どもの夢を育て、本能を伸ばす」という構想が、よい子や保護者の人気を集め、入園者は1日平均1000人という大変な賑わいです。

このこどもの楽園に、2つの新しい施設、「こどもの家」と「幼児コーナー」ができました。これは大宮庫吉さんの叙勲記念プレゼントによるもの。床が地面から浮き上がった奇妙な形をした建物。これはこどもの家です。鉄筋コンクリート造りで、正面にはシマウマや風船などのモザイク絵が描かれ、側面には黄色のガラスブロックを積み上げてあります。内部は120人のよい子たちが映画やお芝居を鑑賞できるようにもなっているという夢のお家です。ここは、幼児コーナーです。安全ブランコやメリーゴーラウンド、シーソーなどがあり、幼児が安全に遊べるようにとつくられたものです。よい子の皆さん、太陽を体いっぱいに浴びて、すくすくと育ってください。


二条城内に、新しい庭園が誕生しました。

この庭園は「清流園」と呼ばれ、高山市長の命名によるもので、雄大、明朗、風雅を主題としています。

回遊式の池を中心として、茶室「和楽庵」、小集会所「香雲亭」を配し、また、芝生や桜を植えこんだ洋風の庭園を取り入れた、昭和の名園と言うにふさわしい佇まいです。

4月27日、高山市長がテープを切り、庭園開きを行いました。

この庭は、「織殿」の名で市民に親しまれていた角倉邸とその庭を、無償で日本銀行から譲り受けたもので、5月5日から公開されます。京都に、また一つ名園が増えたわけです。


スポーツファン待望のナイター設備が、西京極球場に完成。4月15日、ナイター開きが行われました。

総工費およそ1億円のこのナイター設備は、高さ39mの照明灯6基と電気室からなり、照明灯1基ごとに1kwの高圧水銀灯60個と、2kwの白熱灯56個が取り付けられています。このカクテル光線による明るさは、バッテリー間2000ルックス、外野1000ルックスという日本一の明るさです。内野スタンドの増設工事も3月末完成。収容人員は1万6000人分になりました。初ナイターの人気は上々で、内外野は超満員。

当日のゲームは阪急-東映戦。高山市長がスイッチを入れ、関西では5番目のナイター球場が誕生。「この球場を、みんなの協力によって、観衆も、選手も、審判も、ルールとマナーをよく守る、素晴らしい球場にしたい」と挨拶。くっきりと浮かび上がったグラウンドで繰り広げられる熱戦に、観衆は沸き返りました。

この球場内では、酒と広告(?)は一切お断り。立ち入りも制限して、市民みんなが明るく楽しんでいただく、市民憲章球場の実現を目指しています。



