おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.22 昭和32(1957)年

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目次 総時間
産業まつりパレード 御池通(烏丸-市庁前) 01:13
国際文化観光会館模型完成 00:59
-特集-ある消防署員の一日 中京消防署 02:29

 

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第一回産業まつりパレードが、去る1日、盛大に行われました。行列は、赤いベレーを被った市長の乗るオープンカーを先頭に、市中行進を開始しました。

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そして、烏丸御池からは警察、消防ブラスバンドも参加して、華やかに吹奏楽を奏でながら市役所前へ。

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ここで、各社の宣伝カーの審査を行い、第一回産業まつりパレードを終わりました。

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京都国際文化観光会館の200分の1の模型がこの度完成しました。会館は、正面は二条通に面しています。東南角は国際会議室、それに続いて小ホール、そして大ホールがあります。これは現在の公会堂です。ここでは、将来にぎやかな野外パーティーなどが行われることでしょう。中でも、国際会議室は今年の秋京都で行われる学徒総会(?)のため、この模型よりさらに大きなものになります。市民が待ちわびている国際文化観光会館を模型でお知らせしました。

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私は、京都市中京消防署に勤務している消防士である。消防第一線としての責任は盤石のように重い。皆さんご存じの望楼勤務も重要な部門である。これは、太陽の激しく照り付ける昼も、寒風の吹きすさぶ冬の夜も、一瞬の休みなく続けられている。もう一つの仕事に、防火診断と言って、割り当てられた家庭を訪問して火事の起こる原因がないか、どうすれば安全かなどを診断して歩く仕事がある。これは、家庭の中に入り込むために、初めは嫌がる人がいて困ったものだが、今は協力してくれる家が多くなってきた。

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出動に備えて、車の点検を怠らないのは言うまでもないことだ。ホースは使った後こうして手入れをしておく。これも、消防精神の一つである。消火栓を調べる、水利調査という仕事がある。火災予防には万全を尽くしているが、今日も出火のベルが鳴る。私たちは一刻も早くと現場に急ぐが、私たちの誠意を裏切られたような気が一瞬心の中をよぎる。

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この恐ろしい光景をご覧なさい。昨日まで、いや一秒前までの温かい家を、焼き尽くしていく悪魔の炎の姿を。私は、勤務のためには文字通り火の中でも飛び込む決意を持っている。けれど、いつもこのようなことの再び起こらないよう祈ってホースの筒先を握っているのだ。

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