「京都ニュース」No.30 昭和33(1958)年

| 目次 | 総時間 |
| 京都・パリ友情盟約宣言-京都市- | 01:05 |
| 田植えコンクール(山科) | 00:51 |
| 水遊びに注意-京都市・京都府警本部- | 00:50 |
| 祇園祭近づく | 00:34 |
| 静かにネ-京都市- | 01:25 |


京都市では、パリと京都、この古い二つの都を友情で結ぼうと計画を進めていましたが、このほどレベックパリ市長の承諾の回答に接し、去る14日、高山京都市長からグロバー関西日仏学館館長に友情盟約宣言文を手渡しました。これで京都と兄弟になったパリは、マロニエ(ナレーションでは「マレニエ」と発音)の花咲くシャンゼリゼの大通り、パリの歴史を物語るセーヌ川、エトワールの凱旋門、ノートルダム寺院、ルーブル博物館そしてエッフェル塔。

映画などでよく知られているパリは、京都と兄弟都市として恥ずかしくない、静かな文化の街です。このパリと、東洋の伝統に輝く京都が、仲良く兄弟都市として世界平和のもといを築くため、これから手を取り合って市民文化の交流を図ることになったのです。このことは、6月15日正式に市民に宣言され、市・区役所の掲示板に一斉に張り出されました。


水飢饉が心配されていた今年の梅雨も、28日ごろから待望の雨になり、方々で田植えが始まりましたが、京都市農業協同組合主催田植え競技会も28日午後から、各支部代表20名が集まって上桂で行われました。腕自慢の選手たちは、赤だすきにはもんぺ姿もきりりと数百人の見物の中で、雨をついてその技を競い合いました。


一足早い夏の訪れで、市内の川や疎水は河童連で大賑わいです。元気に子どもたちが水しぶきを上げていますが、今年も相次いで水の事故が起こっています。

そこで、警察では、市内の川や疎水の危険なところに、流れが速いなどの標識を立てていますが、何と言っても泳ぐ人の注意が肝心です。お互いに注意して、楽しく泳ぎたいものです。


祇園祭が近づいて、街に流れる笛太鼓、コンコンチキチンコンチキチン。揃いの浴衣に吹く風も祇園祭を呼んでいる。祇園祭をあと一か月に控えて、今年も7月早々から祇園囃子の練習が始まりました。

街の長老から太鼓や笛を習う若い人たちは、夜遅くまで一生懸命です。


「静かにね 静かにね」街を静かにする運動が始まって一か月。街からクラクションの音が、ほとんど聞かれなくなりました。

この運動がいつまでも徹底して行われるには、車を運転する人たちだけでなく、歩く人たちの協力が何より必要です。

みんなで力を合わせて、京都をいつまでも静かな街にしましょう。「静かにね 静かにね 静かに明るい京のまち 静かにね 静かにね バスや電車も静かにね 僕らも仲よく 静かにね 静かにね」



