「京都ニュース」No.27 昭和33(1958)年

| 目次 | 総時間 |
| スマートな市電新車完成 | 00:48 |
| 京響え西ドイツから贈り物 指揮者カール・チェリウス | 00:47 |
| 幸せをみんなに-スター祭- 南座 伴淳三郎、アチャコ、高田浩吉さん | 01:29 |
| 警察展始まる(大丸) | 00:59 |


観光京都(?)にふさわしい、スマートな新型市電が京都市交通局の手で完成しました。これは、従来のものより車体を軽く作り、軌道の耐用年数を長くし、さらに電力節約も狙ったもので、乗降口は折り戸式となり、乗り降りに便利なように幅を広げてあります。窓ガラスは降下式となり通風に改良が加えられています。この新型車は、3月の中ごろから皆様にお目見えする予定です。


京都市交響楽団常任指揮者カール・チェリウスさんの斡旋で、西ドイツ政府から京都市交響楽団に、バズーン、オーボー、ホルン、トランペットなどの楽器が寄贈されることになりましたが、この贈呈式が2月27日夜、弥栄会館での京響第12回定期演奏会の会場で行われました。この楽器は、さっそくチェリウスさんから楽団員に手渡され、同じくこの日、カール・チェリウスさんからの74曲のオーケストラの楽譜も寄贈され、京響発展の新しい力となりました。


松竹京都撮影所俳優部では、不幸な子供たちの慰安を計画中でしたが、関係方面の支援を得て、去る2月23日南座で松竹京都スター祭りが開かれました。

高山市長も花道からこの趣旨に深く感謝する旨挨拶を行い、舞台はおなじみのスターたちの共演に移りました。

二階桟敷に特別招待された収容施設の子どもたちも夢中で声援を送っています。「あー 江戸の空(?)」「おう、見損なっちゃあいけねぇよ」フィナーレでは、児童代表平安徳義会のハネダヒサミさんが謝辞を述べ、スターさんと固く握手を交わしました。

また、26日昼、高田浩吉、伴淳三郎両氏は京都市役所に高山市長を訪れ、当日の収益(?)金を京都市児童収容施設へ寄付しました。


3月11日から23日まで、京都大丸7階において恒例の警察展が開催されています。

会場には、凶悪犯罪や少年の性犯罪の実態を特集した大人の特別教室を始め、ドライ(?)青年の凶行、五条坂女中殺しを再現した刑事の手帳、人命救助に当たる機動隊の活躍を実景さながらに表したパノラマや、バスガイドの案内につれて進む市内交通巡りなど、在洛3撮影所が制作を担当した大規模なパノラマや写真のほか、数々の資料が展示されています。



