おもちゃ映画ミュージアム
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Toy Film Museum

「京都ニュース」No.42 昭和34(1959)年

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目次 総時間
蹴上浄水場拡張工事すすむ 01:16
歯の女王きまる 00:50
京都薪能-平安神宮- 00:49
みんなの道路みんなで広く-市民憲章 重点目標- 03:06

 

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京都市の水の使用量は年々増えるばかりです。水道局では、一昨年から五カ年計画で、蹴上浄水場の拡張工事を急いでいますが、この工事は後ろの山をそっくり削るという大がかりなものです。トラック10万台分の土を取り除けた後に、沈殿池、ろ過池、配水池などを新しく作っていますが、いずれも最新式の設計です。これから暑さに向かって、夏のピークに水不足のないよう、今年の夏にはその一部を完成、排水を始めるため、突貫工事を進めています。

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この工事が全部完成するのは明後36年の予定で、完成の暁には、一日の排水能力も5割がた増え、これで水の心配はなくなります。今は工事のため山肌を現していますが、すっかり出来上がるとまた筒井(?)の名所(名勝?)をかねた美しい浄水場に返り、京都が誇る最大の浄水場としてお目見えすることになります。

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虫歯を無くしましょうと、去る4日から始まった歯の衛生週間にちなんで、今年の歯の女王を決めるコンクールが下京保健所で開かれました。京都府下のおよそ400名の候補者の中から選ばれた13名が、まず歯の検査を受けた後、教養、容姿、常識など、広い範囲にわたって慎重な審査が行われました。

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こうして今年の歯の女王は伏見区の高校生、下村キミコさんに決まり、はれの王冠を獲得した下村さんは、にっこりと真珠のような歯を見せて嬉しそうでした。

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篝火にくっきりと朱の神殿が浮かび上がり、初夏の夜を彩る、恒例の京都薪能が6月2日から3日間、平安神宮社殿の特設能舞台で開かれました。

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緑の木立をぬって一際冴えて響く大革の音。金銀刺繡の豪華な能衣装を赤々と燃える篝火に映え、伝統芸術のすいに観客を魅了しました。

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道路はその年の発展のバロメーターと言えましょう。都会の動脈、それは道です。ところが、最近車が増えた上に大型になって、せっかくの道路が、だんだん道路としての役目を妨げられるようになってきました。そこで市民憲章推進会議で今年の市民憲章の推進目標として道を広く使いましょうと申し合わせ、強力にこの運動を進めることになりました。5月29日、各界の代表者が集まって、協力会が組織され、道を広く使う運動を積極的に進めようと、6月10日から交通安全週間と並行して、この運動が始められました。

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初日には市内で一番交通難とみられる、四条寺町付近に市長代理松嶋助役、ユアサ(?)府公安委員長、クツナ(?)府警本部長らが街頭に進出。道行く人に協力を呼びかけました。

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では、道路が、どんなふうになっているか、みなさんと一緒に市内を歩いてみましょう。自転車は手軽に乗れるところから、簡単に、どこにでも置けますが、これはいただけません。これですと、邪魔になるばかりでなく、盗難にもかかりやすいというものです。

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これはまた、随分横着な駐車です。ここでは歩道が仕事場になっています。広くて涼しい作業場で、能率も上がろうというものですが、これでは公の道の役目が台無しです。これはお店の前、大変な繁盛ぶりです。それは結構ですが、歩道がお店になっているようです。歩行者も遠慮して車道に遠回り。これも観光京都(?)にふさわしくない風景です。ゴミ箱は、やはり、家の中に入れていただきたいものです。アスファルトの道路、スケートにはもってこいです。あっ自動車。おっと危ない。こんな路上での遊びは考えもの。

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みんなの道をみんなで広く。道路を広くすれば問題ないわけですが、いろいろの関係で現状ではすぐには無理なようです。車も人も一緒になって、みんなが道を広く使おうと心掛けて実行すれば、京都の道も案外広くなることでしょう。

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