「京都ニュース」No.47 昭和34(1959)年

| 目次 | 総時間 |
| 市民映画祭 | 01:20 |
| 船岡山に音楽堂完成 | 00:38 |
| 京都一の赤ちゃんきまる | 01:10 |
| 久世・大原野 市に編入 | 03:23 |


恒例の映画のお祭り、京都市民映画祭が11月5日、パレス東映で華やかに行われました。この日午後7時から表彰式とあって、お馴染みの映画スターも次々と会場にと??(※音飛び。到着?)今年の監督賞は、内田吐夢さん沢島忠さんの二人に贈られました。

主演男優賞は場内の黄色い歓声を浴びて、中村錦之助さんが獲得。主演女優賞には、瑳峨三智子さんが選ばれ、お母さんの山田五十鈴さんから渡されました。

また、助演女優賞に中村玉緒さん、助演男優賞田中春男さんは、宇治みさ子さんがお父さんの代理で受賞。マキノ省三賞は映画生活37年のプロデューサー、玉木潤一郎さんに贈られました。最後に、最優秀映画賞が市長代理吉村助役から中村錦之助さんに贈られ、盛大な表彰式を終わりました。


市内の北部にも憩いの場所をとの要望に応えて、かねて、船岡山公園に工事を進めていた音楽堂がこのほど完成しました。これは、円山に次いで市内では2番目の野外音楽堂。秋晴れの11月1日、完成を記念して吹奏楽と合唱の集いが開かれました。

PTAコーラスや京都市少年合唱団が市民憲章の歌などを合唱。たくさんの聴衆を前に音楽の饗宴(協演?)を繰り広げました。


お母様の深い愛情と正しい育て方で、すべての赤ちゃんが健康にすくすくと育つようにと始められた赤ちゃんコンクールも今年で4回目を迎えました。京都府全体から応募した沢山の丈夫な赤ちゃんの中から、34名を選んで今日は最後の審査です。

さすがに、優秀な赤ちゃんばかりで、審査の先生方もなかなか慎重です。かわいい我が子のハレの表彰を目前にして、お母様方も内心ハラハラですが、当の赤ちゃんはどこ吹く風。明けて11月3日文化の日、下京保健所で表彰式が行われました。最優秀賞にウツミヒロカズちゃん、カブラギマスミちゃん、ハヤシヒデミツちゃん、オガワノリコちゃん、フジタコウジちゃん、イチカワナオミちゃん、以上6人の赤ちゃんが表彰されました。


積3.4㎢、人口およそ5000人。土地は肥え、農業の盛んなところ。将来、京都市の工業地帯として発展が期待されています。すでに、新しい工場の建設も始められ、国道沿いの田畑には阪神方面からも誘致が進められています。

新しく右京区となった大原野は、面積およそ26㎢。上京、中京、下京の3区を加えたより広く、人口は4000人ほどで農業を主としています。特に、無数の奥深い竹藪から採れるタケノコは、ここの特産物として有名です。また、ハイキングコースとして知られ、名所旧跡も多く、これは左京区の吉田神社とともに奈良春日神社の分身をお祀りする大原野神社。西国三十三箇所の第20番札所として有名な善峯寺。ここには、両方に伸びた枝がそれぞれ25mもある遊龍の松があり、その名の通り龍の踊るような姿を見せ天然記念物に指定されています。

この二つの村の編入祝賀式が、11月1日、桂の自衛隊分屯隊で開かれました。高山市長、高田市会議長、マスギ前久世村長、タカダ前大原野村長ら関係者およそ200人が参加して行われました。京都市南区として発足した久世では、役場の看板も掛けかえられ、南区久世出張所としてスタート。消防音楽隊も、久世、大原野を演奏行進して、新しい門出を祝いました。大原野小学校の子どもたちも大喜び。にぎやかな旗行列で、すっかり秋の色に包まれた里の街々はこの日一日編入の喜びに沸き立ちました。



