おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.67 昭和38(1963)年

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目次 総時間
ブラウエン市長を迎えて 姉妹都市ケルンと友情すすむ 02:50
トピックス 岡崎産業館前花時計 00:41
第10回京都市民映画祭 01:22
火事のないまちに 8年連続火災減少めざして 02:51

 

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姉妹都市西ドイツ・ケルン市のテオ・ブラウエン市長とマックス・アデナウアー総務局長が、11月26日朝、京都市役所を訪問しました。消防音楽隊の歓迎演奏の中を、ブラウエン市長は高山市長と固い握手を交わし、歓迎式場の市会議事堂に入ります。歓迎式は、音大弦楽合奏団の日独国歌演奏で始まり、高山市長の歓迎の挨拶。続いてブラウエン市長は、精神的な面はもとより具体的にあらゆる面でお互いに交流し合い、ますます友情の絆を固めたいと挨拶。紅白の中央に双頭の鷲と紋章を織り込んだケルン市の旗が、ブラウエン市長から高山市長に手渡され式を終わりました。

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京都会館での歓迎レセプションに出席した一行は、会場のロビーに展示されたケルン・京都の子ども達の交換図画展を興味深く鑑賞。夜は、1200人の市民が参加する歓迎京響特別演奏会に臨み、ブラゥウエン市長は、プラトニックの友情だけでなく具体的な友情の表れとして、弦楽合奏団の交換を計画したいと挨拶。森正さん指揮の京響の歓迎演奏に聞き入りました。

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一行は27日朝、京都御所を見学ののち、二条城をたずね、華麗な桃山芸術を楽しみました。翌28日は、金閣寺、桂離宮など9か所の名所史跡を一気にまわり、忙しい日程を滞りなく済ませて、京都の皆さんありがとう、ケルンの全市民に京都市民の温かい心を伝えますとの言葉を残して、帰国の途につきました。

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チクタクチクタクボーンボーン...(※歌:早起き時計) 京都の文化センター・岡崎の勧業館前広場に花時計ができました。直径14mもある丸い時計の中は菊やカーネーションが植えられてあり、大きさは日本一とのことです。

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完成式は11月3日、文化の日に行われました。良い子たちが見守るうちにスイッチを入れると、チャイムのメロディに乗って赤い秒針が花の香りに包まれつつ、時を刻みます。また1つ、岡崎に新名物が増えたわけです。

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第10回京都市民映画祭が11月9日夜、京都会館で開かれました。華やかに着飾ったスターの入場に続いて表彰式です。

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優秀映画賞には松竹作品『古都』が入賞。市長賞がムラタ松竹京都撮影所長に手渡された後、今年から新しく作られたゴールデンプレート賞が各部門の入賞者に送られます。新人賞は、東映の長谷川安人さんと大映の高田美和さん。助演賞は、大映の藤村志保さんと中村鴈治郎さん。そして主演女優賞は『古都』で一人二役を演じて認められた岩下志麻さんと、若尾文子さんが『女系家族』の好演で受賞。

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主演男優賞は『武士道残酷物語』で中村錦之助さんが獲得。式はため息と拍手のうちに沈み、優秀映画『古都』が上映され市民映画祭を終わりました。

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ここは京都市消防指令室。市民の防火協力と消防局の予防消防への不断の努力にもかかわらず、消防指令室は相変わらず忙しいようです。寒さが加わるとともに火災は増えてきています。この悲惨な火災現場。一瞬にして全てを灰にしてしまう火災の原因、それはどこにあるのでしょう。京都市の火災原因の20%は、暖房器具の取り扱いの間違いからとなっています。特に最近は、石油ストーブの火災も加わって、暖房器具による火災はますます増加する傾向にあります。昭和31年から年々火災が減少しているにもかかわらず、ここで火災が増えたのではせっかくの努力も水の泡と、消防局は懸命の防火指導です。

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家庭の火元責任者の多くは奥様方。色々の暖房器具を積み込んで、団地に町内にと回り、車を停めては器具の取扱いについて正しい知識の普及です。使用中風が当たりストーブが異常燃焼を起こしたり、また着物の裾が引っかかって倒れ大火災になったという例があります。倒れたら火が消えるという装置もあるにはありますが、もしも倒れたら。このままで異常燃焼を起こしたら、たちまち障子に燃え移り大変危険です。油に火は禁物。燃料置き場も整理して火の気を近づけないように。注意していても万が一火災になったら、ということを考えて、消火器の1つぐらいは家庭におき被害を最小に止めたいもの。なんといっても火災を出さないのが1番。いろいろの暖房器具を使用する機会の多い昨今、ご家庭の奥様の責任は重いと言えましょう。市民と消防職員が一体となって輝かしい8年連続火災現象の新記録を打ち立てたいものです。

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出る時 ねる前 火の始末

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