「京都ニュース」No.78 昭和40(1965)年

| 目次 | 総時間 | |
| 京都-フィレンツェ姉妹都市のちぎり | 01:32 | |
| トピックス | 伏見青年の家 | 01:12 |
| 深草墓園 秋季慰霊式典式場 | 00:51 | |
| 芸術の秋 絵画、音楽。上村松篁さん(日本画)、近藤悠三さん(陶芸) | 03:39 | |


秋晴れの9月22日、駐日イタリア大使の一行が市役所を訪問。京都市とフィレンツェ市との間に姉妹都市の盟約が結ばれました。フィレンツェ市はイタリア北部の古い都で、地形・歴史・文化などの面で京都市と非常によく似ており、イタリアの京都と呼ばれています。

日伊両国旗の掲げられた式場では、まずコッピーニ大使が日伊両国の文化交流に尽くした高山市長に対して、イタリアの最高勲章・大功労章を送りました。引き続き、両市の姉妹都市盟約の宣言文が読み上げられ、高山市長は、国境を越えた市民同士の結びつきがやがて本当の世界平和をもたらすことでしょう、と挨拶。盟約の印として両市の旗を交換。パリ、ボストン、ケルンに続く4番目の姉妹都市が誕生しました。


去る6月完成した伏見青年の家は、お茶室・集会室・お料理教室・ロビーなどを備えたデラックスな施設です。


中でも1番のご自慢は柔道場。今日は日ごろの練習の腕試しと、紅白に分かれての大熱戦。


お彼岸の22日、市民のお墓・深草墓苑で秋の慰霊式典が営まれました。毎年春秋2回、京都府宗教連盟の協力を得て、各宗教の輪番制で行われるこの式典。

今回はキリスト教の方々のご奉仕でした。市内を一望に眺められるこの台地は、市民のお墓として、また美しい公園として長く市民に親しまれることでしょう。


爽やかな秋。暑い夏を水遊びに熱中した子ども達にも自然と絵心が浮かぶのでしょうか。展覧会シーズンに備え、大家達も作品の仕上げに大わらわです。

大作に取り組む日本画の上村松篁先生。

壺の絵付けに余念がない近藤雄三先生。さすがに京は美術の都。

市民の創作熱もまた盛んです。7つの会場にわたって開かれる市民美術アトリエはいつも超満員。

人体に取り組むグループ。静物のデッサンに励む日本画の教室。人物に精出す洋画のクラス。他に彫刻・銅版画などの教室もあって、いずれも一流の先生方が指導に当たっています。

また、美術館では子どものアトリエを開設。かわいい天才たちが、のびのびとピカソばりの絵筆をふるっています。

小学校でも写生の時間は楽しい時間です。京の美術の伝統は、やがてこの子ども達に引き継がれ、ますます発展してゆくことでしょう。

秋はまた、音楽のシーズン。京都会館では色々な音楽会が目白押しの盛況です。9月から12月にかけての京都会館秋の音楽シリーズも今年で4回目。京響がそのオープニングを飾りました。京の新しい伝統を担う京都市交響楽団に、市民みんなで力強い拍手を送りましょう。



