「京都ニュース」No.80 昭和41(1966)年

| 目次 | 総時間 | |
| 新旧市長さんのバトンタッチ | 第19代高山義三市長から第20代井上清一市長へ | 03:25 |
| トピックス | ウマ | 00:52 |
| 完成間近 国立京都国際会館 | 00:50 | |
| 消防出初式(10年連続火災減少)及び寺での消化訓練 | 02:27 | |


16年の間、名市長として市民に親しまれた高山さんは、去る2月4日、めでたく任期を満了されました。市長として最後の決裁をする高山さん。この市長室から、全国に先駆けた名施策が次々と生み出されました。

議事堂いっぱいに集まった幹部職員を前にして、汚職のない清潔な市政を誇りとしてこの伝統を永久に守り続けて欲しいとお別れの挨拶。蛍の光のマーチの中を、やがて正面玄関に現れた高山さんは、ベストを尽くした人の晴れ晴れとした表情。見送りの人たちの嵐のような拍手と万歳に送られて、大きく手を振りながら退庁して行きました。高山さん、本当にご苦労様でした。

明けて5日には、井上新市長が初登庁。消防音楽隊は京都市歌の演奏でこれを迎えます。出迎えの人たちに大きく帽子を振りながら、庁内に力強い第一歩。報道陣のフラッシュを浴びて、市長の椅子にどっかりと腰をおろしました。議事堂に集まった幹部職員への第一声では、清潔で規律正しい市政、冗費の節約、市民サービスの徹底の3つのことを守るよう力強く要求しました。

そのあと、市長室で高山さんとガッチリ握手。無事に事務の引継ぎを完了しました。バトンタッチを終えて一息つく暇もなく、初の記者会見へ。そして、これを皮切りに予算の編成・議会の開催・懸案事項の解決など、ぎっしり詰まったスケジュールによって忙しい新市長の第一日が始まったのです。


今年は午年、僕の年。どうです、うまいもんでしょう。さあ、お化粧をしてダンスでも踊りましょう。ああ、ひとりものはつらいね。

一馬力である。怖い人間様でも、子どもはやっぱりかわいいですよ。

これもまた人間様へのサービス。古いお付き合いです。ひのえうまなんて迷信はもう忘れてくださいよ。

宝ヶ池の国立京都国際会館がいよいよ完成に近づきました。管理運営にあたる財団法人も設立され、松下幸之助さんが理事長に就任。

初代館長にはこの会館建設に尽力された高山前市長が任命されました。国際会議などの申込みも既に数十件。5月の会館が待たれています。

今年の消防出初式は、連続10年火災減少の世界的な記録を打ち立てた後だけに、本当に意義深いものがありました。しかし、ここで気を緩めることは絶対に禁物。

快記録達成の感激も冷めないうちに、消防局では文化財の防火と取り組んでいます。相手が文化財だけに、点検も特に慎重です。

火災報知器や感知器の機能は完全かどうか。防火シャッターは錆び付いていないかどうか。消火栓の扱い方は正しく理解されているかどうかなど、念入りな検査が進められます。

万一に備えての消火訓練も行われました。お坊さんも真剣そのものです。最新式の消防車に頼る前に、まず火事を出さないことが大切。近頃、相次いで起こる火事を他山の石として、市民のひとりひとりが防火に心がけましょう。



