おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.87 昭和42(1967)年

この「京都ニュース」No.87は、立命館大学アートリサーチセンターに保管されている16mmフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

シーケンス 02.Still139

目次 総時間
富井市政スタート 04:06
子どもを守ろう 01:04
病気をなくそう 02:21

 

シーケンス 02.Still140シーケンス 02.Still147

去る3月1日、京都市長に就任した富井さんは、多数の市民の拍手のうちに初登庁。

シーケンス 02.Still153

140万市民の意見を市政に反映し、民主市政を貫き、市民の健康と暮らしを高める市長の椅子につきました。

シーケンス 02.Still164

富井市長は、市政を預かるにはまず仕事を知らなければと、さっそく市民と直接繋がりのある各施設を見て回りました。学校や、多くの市民から望まれている住宅団地、京都市の心臓部である浄水場や清掃処理事務所、下水処理場などを視察。市民の健康と暮らしを高める市政を進めるには、どうすればよいかを勉強。

シーケンス 02.Still161

直ちに42年度予算を組むため、助役、そのほか幹部職員と意見を交換。6月市会に提案するための本格的予算編成に取り掛かりました。この予算案で富井市長は、第一に市民の健康と暮らしを高める、第二に子どもを大切にし、次の時代の人作りを心がける、第三に伝統文化の発展と暮らしに繋がる市民経済施策を強める、第四に市民生活に直結した計画的な都市づくり、そして市民自治意識の高揚と明るい市役所づくりを進めるという5つの柱を示しました。

シーケンス 02.Still194

そして、一般会計に水道や交通などの特別会計を加えた748億2000万円の予算が、去る6月30日の市会本会議で決まりました。可決後、富井市長は記者会見で、基本的な考えがそのまま行政に活かされることは本当に嬉しい、市民の立場に立って140万市民との約束を果たしたいと力強く決意を表明。

シーケンス 02.Still199

ここに富井市長を船長とした京都市丸が友綱を解き出帆したわけです。民主市政確立のため、市民みんなの力を結集していただきたいものです。

シーケンス 02.Still216シーケンス 02.Still219

太陽、そして水。水の中は河童たちの楽園。危険な場所で泳ぐ子ども達。危険だと言っても、泳ぐなと言っても、みんながその気にならなければ犠牲者はなくなりません。安全な泳ぎ場所を作ろうと、1学校1プールを目標に建設を進めていますが、今年からは水をきれいにするための浄化装置や体育の時間に使うプールの水は京都市が負担することになり、文字通り綺麗な水のプールは子どもの天国となりました。

シーケンス 02.Still238

くるま、くるま、くるま。車は道路いっぱいに溢れ、我が物顔に走ります。人のための道路がどうやら車のためのものとなったようです。遊び盛りの子供たちに遊ぶなと言っても、そこは幼い子どものこと。これでは児童憲章も空念仏です。子どもを大切にするという公約を掲げている富井市長は、その1つの方法としてちびっこ広場づくりを呼びかけています。

シーケンス 02.Still261

さあ作ろう、ちびっこ広場を。子どもたちも一生懸命です。お母さん方や理解ある人々のおかげで、7月4日にははや北区等持院と右京区川島の2ヵ所にちびっこ広場が誕生しました。常に危険にさらされている子どもたちを守るため、全市民の力を集めてちびっこ広場をできるだけ増やしてほしいものです。ちびっこ広場を作って子どもを守ろう。子どもの幸せのために。

シーケンス 02.Still262シーケンス 02.Still263

疎水の中で暴れるブルトーザー。転落したのではありません。ここ数年来、トビケラ、ヤナギムシが発生。疎水付近の人々の生活を脅かしていました。これを聞いた富井市長はさっそく水道局と衛生局にトビケラ退治を命じ、ブルトーザーの出動となったわけ。

シーケンス 02.Still278

疎水の底ざらえをするのは70年ぶりということで。安住を貪っていたトビケラもブルトーザーと殺虫剤の両面作戦で簡単に敗退。トビケラに悩まされていた市民も、これで落ち着いて食事ができると大喜びでした。夏ともなれば、心配なのは日本脳炎の流行。昨年は京都市内でも90人が発病、53人が亡くなりました。今年はその流行期に先駆けて6月から予防接種を開始したところ、保健所や病院はお母さんに抱かれた赤ん坊からお年寄りまで痛いのを我慢してのこの風景。

シーケンス 02.Still289

市民の健康を守る富井市政のもと、予防接種だけでは手ぬるいとヴィールスの運び屋・コガタアカイエカをやっつけることが先決。空から薬を撒いてのボウフラ退治を決行。

シーケンス 02.Still284

この空からの薬は京都市が開発したもので、ボウフラだけを殺し他のものには害のない新薬。人殺しのボール爆弾ならぬ人の命を守る薬の爆撃は日本脳炎の発生をぐっと少なくすることでしょう。

シーケンス 02.Still296