おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

2019.12.27infomation

1月15日~3月22日「没後30年アニメーション作家 岡本忠成 ミニ資料展」をします‼

1月15日(水)~3月22日(日)に、アニメーション作家の巨人のひとり、岡本忠成さん(1932年1月11日-1990年2月16日)の小さな展覧会をすることになりました。2月16日がお亡くなりになって丁度30年という節目でもあり、生前親しくされていたアン・ヘリング法政大学名誉教授にお越しいただき、思い出話などを披露していただきながら、作品上映会をします(先着30名、要予約)。

この展覧会をやることになったきっかけは、6月22日に東京在住のイラストレーター吉田稔美さんから届いた1通のメール。今回講演していただくことになったヘリング教授のご自宅から3巻の16ミリフィルムが見つかったという内容でした。

やりとりをしていて分かったことは、3巻の内容が『モチモチの木』(1972年)『小さな五つのお話』(1974年)『あれはだれ?』(1976年)であり、杉並区にヘリング先生の仕事場があった頃に、岡本さんから英訳を頼まれて、そのまま返しそびれていたらしいということ。

3作品は、「岡本忠成全作品集」に入っていたので、修復を急ぐこともないと判断し、とりあえず送って貰って状態を確認することにしました。それが7月29日に届き、直ぐにテレシネ(デジタル化)をしましたが、劣化が相当進んでいて、酸っぱい臭いを放っていました。ヘリング先生に「臭かったでしょう?よく我慢されていましたね」と言いましたら、「ずっと一緒にいたから、臭いに気がつかなかった」の返事。案外、そういうものなのかも知れません。

デジタル化した映像は、退色して相当赤くなっていました。2月16日には、経年劣化で赤くなった映像と作品集に入っている映像の見比べをしてもらうのが当館らしい取り組みかなぁと思っています。他にも今回人形と絵コンテをお借りした『メトロポリタン美術館』(1984年)、人形と背景の幕をお借りした『水のたね』(1975年)、絵コンテをお借りした最高傑作と名高い『おこんじょうるり』(1982年)などの映像も上映します。『モチモチの木』は人形と絵コンテも展示します。

今回ぜひご覧いただきたいのは、1978~1980年にかけて、月刊ベルマーク新聞に連載された「子どもの四季」全20回分のスクラップと挿絵原画です。連載開始にあたって書かれた1978(昭和53)年6月10日付け文章には、大阪府豊中市で過ごした子ども時代を振り返りながら、「自由奔放に遊び回る弱虫、泣き虫、がき大将たちを登場させ、豊かな自然の恵みの中から子ども達が覚えた、ささやかな生活の知恵とか、意地悪、けんか、ねたみ、ずる、など大人社会の縮図みたいなものを観察してゆきたい」と抱負を綴っておられます。

他にも、アニメーションを作るときに用いた道具箱やスチール写真、スナップ写真などもお借りして展示します。さらに、2017年11月22~26日「持永只仁展~人形アニメを通した日中友好の足跡を追う」の時にもご覧いただいた「川本・岡本パッペットアニメーショウ」のパンフレットなども展示します。この時は『おこんじょうるり』の人形をご覧いただきました。

丁度、1月22日から始まる京都市内博物館施設連絡協議会(京博連)の「第24回京都ミュージアムロード」(スタンプラリー)が開催されますので、当館も参加施設としてパンフレットに紹介もされます。ヘリング先生の講演タイトルにもありますように「芸術アニメーションの巨人、岡本忠成」さんのことを広く知ってもらう良い機会だと思います。皆様もこのスタンプラリーに参加して、3館のスタンプを集めて、お楽しみいただければ幸いに存じます。

 

 

 

 

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