「京都ニュース」No.121 昭和47年(1972年)
この「京都ニュース」No.121の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
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火災から職場を守る―自衛消防隊― |
02:19 |
| トピックス・文化財保護財団三年 |
00:04 |
| 染織試験場完成 |
01:12 |
| 京都に青い空を |
03:39 |


自分たちの職場は自分たちの手で守ろう、会社や工場の火災予防に活躍する自衛消防隊。

この消防隊は、市の消防局の呼びかけで昨年9月に誕生。 それ以来、消防局の強力な指導で、実際さながらの猛烈な訓練を重ねてきました。そして今では、本職の消防署員に勝るとも劣らない程に力強く成長。

日頃鍛えた消防技術の切磋を市民に披露しようと、このほど南区の運動公園で、自衛消防大会が開かれました。 ものすごう頼もしい消防さんやな、と来賓や見物に来た市民たちから盛んな声援が飛んでいました。さあやるぞ。 この自衛消防隊の心意気で、京都の火災減少記録はこれからも続くことでしょう。


私たちの街、京都は文化財の宝庫と言われています。この貴重な文化財を守り育てるために作られた、京都市文化観光資源保護財団。このほど設立3周年を迎えました。

財団の募金活動や文化財の保護に貢献した人々に対して、舩橋市長が表彰状や感謝状を送りました。

募金活動の目標額10億円にもあと一息。 京都の文化財を守ろうという声は今や、全国民の声として湧き上がってきているのです。

京都市染織試験場が全面的な改築工事を完了。総工費4億円。装いを新たに市民にお目見えしました。

竣工式で舩橋市長は、この施設が十分活用されて、京都の伝統産業染めと織りが一層発展することを祈りますとあいさつ。

新しい試験研究場には、染織の技術開発や研究ができる公開試験室や研究室が設けられています。

長い伝統と高度な技術に裏打ちされた京都の織物。最新の設備を誇る染織試験場は、その技術振興、品質向上に、大きな役割を果たすことでしょう。


冬になると大気汚染がますます進んでいきます。空気を汚し、市民の健康を脅かす煤煙や排気ガス。京都の空気も油断ができません。

市では今、京都に青い空と綺麗な空気を確保するため、定期的に青い空を守る運動を展開。基準を超えた重油を使っていないかと、工場ボイラーの抜き取り検査。

車から出る一酸化炭素など有害成分を減らおうと、京都府警の協力を得て、自動車排気ガスの街頭点検を実施。


自動車を使う企業や??達に、車の定期的な整備点検、アイドリング調整の設定を強く呼び掛けています。

この運動を成功させましょうと、舩橋市長も街頭PR。1(10?)周年を迎えた「公害のない緑豊かな住みよいまちづくり市民ぐるみ運動」。推進本部では、新たな決意でブルースカイ作戦にアタック。市民みんなで公害追放の作戦計画を立てました。煤煙を出さないようにと、市内の工場に出かけて協力を申し入れる保健協議会の委員さんたち。企業モラルを高めてもらおうと強力な運動を繰り広げています。

一方、企業の方でも公害を出さないようにと、自主的な研究に余念がありません。

市公害対策室では、公害対策に熱心な中小企業をバックアップ。公害防御施設への融資制度を設ける一方、公害のない機械設備作りに強力な指導を行っています。京都に青い空と綺麗な空気を。私たち市民の努力で美しい京都を築きましょう。



