おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.125 昭和48年(1973年)

この「京都ニュース」No.125の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

 

 

目次 総時間

秋の岡崎公園

02:53

トピックス・交通災害共済

01:12

トピックス・防災訓練

01:03

福祉の風土づくり

03:01

 

爽やかな空と風。動物園にも秋がやってきました。

新しくホッキョクグマが仲間入り。「白くん」と「雪ちゃん」と名付けられました。ペンギンくんやカンガルーさんにも爽やかな季節です。動物たちはよい子を待っていますよ。

お向かいの美術館。今年、開設40周年を迎えました。

美術の秋だ、一つ私もやってみようと、市民美術アトリエは大賑わい。絵筆も走ります。あなたも描いてみませんか?

こちらは勧業館。京都の伝統産業の明日を担う若い人々の手で、伝統産業総合展が開かれていました。

参加した団体は40余り。京都のいろいろな伝統産業が一堂に集められています。にじみ出る手作りの良さと心の温かさ。美しい京都の街の中で鍛え抜かれ、育てられてきたのです。

「未来へつなぐ手と心」、若者たちが名付けたこのテーマの中に、人間性の回復を願う伝統産業の夢と将来が込められています。

青い空に弾む白いボール。スポーツの秋、たけなわです。「お母さん、頑張れ!」子どもたちの賑やかな声援をバックに、今日は京都市バレーボール会。広々とした岡崎公園一帯。段々と秋の色が濃くなっていました。

また交通事故。去年一年間、京都市の負傷者は、およそ2万人。183人の方が亡くなりました。

悲惨な交通事故を無くしましょう、交通災害協会に入りましょう。今日は、舩橋市長を先頭に街頭PR。360円の掛け金で、万一の時は、50万円から5000円の見舞金が支払われます。

区役所や銀行で受け付けています。交通事故無くなれ、明るい家庭を壊すな。市民の願いが込められているのです。

突如として襲う集中豪雨、土砂崩れ。いつ襲ってくるかもしれない災害に備えて、今日は防災訓練。舩橋市長が災害対策本部長です。市民の皆さんも自主的に参加。てきぱきとした訓練ぶりが光ります。こちらは桂川。堤防を走っていた車が川の中へ転落。それ救助だ。土砂に埋まった車から乗客を救い出します。災害に備えて続けられる厳しい訓練。市民を守る防災体制は万全の備えです。

普通の大人でさえ住みにくい、厳しい社会。そんな中で、ともすれば負けそうになる老人や子ども、身体の不自由な人たち。車いすでも渡れる横断歩道。目の不自由な方には点字ブロック。子どもたちやお年寄り、身体の不自由な人々も、のびのびと暮らせる街をつくりましょう。

福祉の風土づくりを。舩橋市長の呼びかけは、着々と進んでいます。 すべての人々に、働く喜びと望みを。のぞみ学園は、精神薄弱者の方々の仕事の訓練施設です。 醍醐和光寮。2億6000万円をかけて、新しく精神薄弱者更生施設に生まれ変わりました。

全国初の障がい児保育所、「むくの木学園」も誕生。「先生、おやつ!」元気に弾む声。働くお母さんの要望も実り、保育所も年々増えています。

お年寄りには、まず健康が何より。どこか悪いところはありませんか?慎重な診断です。 健康な体に新しい生きがい。

老人園芸ひろばは、太陽と土が相手です。

100歳おめでとう。ワズミさんを訪ねた舩橋市長は、「京都を一層、福祉都市に前進させなければなりません」と、強調していました。

笑う、話す、そして踊る。若い者顔負けのはつらつとした集いです。市民みんなが安心して暮らせる、温かい思いやりのある街。それが福祉の街です。私たちの手で、福祉の風土を育てましょう。