おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.133 昭和50年(1975年)

この「京都ニュース」No.133の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

 

 

目次 総時間

春の「はちゅう類館」

02:23

船橋市長初登庁

02:39

危機に立つ地方財政

02:54

 

 

そよ風が動物園に春を運んできました。象さんのおうちの隣は、はちゅう類館。世界から集められた爬虫類、両生類、それに夜に活動する動物たちが、ここに入っています。ミズオオトカゲ、ちょっぴり怖そうですね。

これ、ご存じですか?キノボリトカゲ。サイイグアナ。

子どもたちも、珍しい動物に目をぱちくり。かわいいカメも一生懸命泳いでいます。インドニシキヘビ。まっすぐに伸ばすと、何mくらいあるんでしょうね?ライトが点いたので大慌てのコウモリくん。

ここからは夜に活動する動物たちのコーナーです。モモンガ。スローロリス。本当にゆっくり。これはサルの仲間なんです。 水ぬるむ春、動物の子どもたちもお母さんと一緒。みんな、にぎやかなちびっ子たちが動物園にやってくるのを待っているのです。

 

先ごろ行われた京都市の市長選挙。舩橋市長が再び当選しました。今日はその初登庁。市役所前の広場では、市民の皆さんや市の職員が出迎えて、歓迎集会が開かれました。

温かいご支援に深く感謝いたします。皆さん方のご協力のもとに、よりよい市政の推進に全力を挙げます、と、舩橋市長は決意を述べました。市長とともに頑張ります、と、今川助役の歓迎の言葉。

いよいよ、第2期舩橋市政のスタート。インフレと不況。私たちの暮らしは、ますます厳しさを増しています。

一瞬たりとも許されない市政の停滞。舩橋市長は、幹部職員を前に、今、地方財政は最大の危機に瀕している。市民の暮らしを守り、高めていくため、能率的な市政を進めなければならない、と、厳しく訓示しました。

 

140万市民が住む京都のまち。子どもたちからお年寄りまで、すべての人が健康で心豊かに過ごせるように。京都市の仕事は、年ごとに複雑で広範囲なものとなってきています。

公営住宅づくり、上下水道の拡張、道路や公園の整備、それに古都保存といった総合的なまちづくりから、暮らしに欠かすことのできない屎尿処理、ゴミ集め、保健衛生、そして公害防止など、どれ一つを取り上げても、多くの経費と人手を必要とするものばかりです。

教育を充実し、小学校や保育所を増やすこと。京都市が最も力を入れているのは、このような福祉を高める仕事です。

お年寄りの健康を守り、生きがいをつくるのも、その一つ。老人福祉センター、老人大学、老人園芸広場、どれも好評です。京都市では、今、お年寄りや体の不自由な人たちが安心して暮らせるよう、人間尊重のまちづくりを進めています。市民の暮らしを守る仕事はどんどん増えているのに、あまりにも少ない市の財源。そのうえ、インフレと不況の影響を受けて、京都市の台所はこれまでにない危機を迎えているのです。

ここ京都会館では、各都市の市長が集まって、この危機を力を合わせて乗り越えようと、活発な意見が闘わされました。

そして、地方自治を脅かしているいろいろな税財政制度を改善しようと、国に対して強く要望していくことになりました。

市民生活に最も身近な市政の仕事。一日たりとも手を休めることはできません。京都市では、この財政危機を乗り越え、市民の暮らしを守ることに全力を注いでいます。福祉の風土づくり、公害のない緑豊かな住みよいまちづくりを目指して、京都市政は、今日も休みなく140万市民とともに前進を続けているのです。