おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.139 昭和51年(1976年)

この「京都ニュース」No.139の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

 

 

目次 総時間
京都のまちに 福祉の風土を

02:13

トピックス

02:17

市民のくらしを守る =昭和51年度京都市予算ー

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京都市の身体障害者福祉展。体の不自由な人たちを取り巻く、さまざまな問題を市民みんなで考えようと開かれました。

 

今、京都市では、福祉の風土づくりの運動を展開。全ての市民が安心して暮らせるよう、さまざまな施策を進めています。

その第一歩は、体にハンディキャップを持つ人たちが心配なく歩ける街をつくること。横断歩道のスロープ化や点字ブロックの設置など、着々とその成果をあげています。

でもこれだけではまだまだ不十分。公共施設やデパートなど、建物の内部にも改善が必要です。

そこで、京都市では新しく、福祉のまちづくり建築物整備要綱を制定。入口のスロープ化、車いす用トイレの設置、階段には手すりと点字ブロックを設けること、そして車いす用の電話など、きめ細かな設備基準が決められています。街や建物の仕組みを変える一方、わたくしたち市民の心の美しさ、温かさも大切です。150万市民全てが、人間として、社会の主人公として暮らせるように。京都の街に福祉の風土を育てましょう。

4年の歳月と67億円の経費をかけて京都市が進めていた国鉄山陰本線の高架工事が完成しました。今日は待望の開通式。

舩橋市長は、これで京都の交通渋滞のネックが一つ解消しました、とお祝いの挨拶。

開通記念のSL列車。この日のお客は、工事にご協力いただいた地元沿線の小学生たち。古都京都に鳴り響いたSLの汽笛。それは、これからの京都の新しいまちづくりに心からの声援を送っているようでした。

京都市の友好都市、中国の西安市から、先ごろ動物交換派遣班の一行が入洛。

左京区岡崎の京都市動物園で動物使節の贈呈式が行われました。

西安市からやってきたのは、タンチョウヅルとサカツラガンそれぞれ一つがい。これがタンチョウヅル。そして、京都では初めてのサカツラガン。中国から贈られた新しい仲間。それに、今年産まれたかわいい動物の赤ちゃんたち。

楽しい話題がいっぱいの、春の動物園へ皆さんぜひどうぞ。

51年度 京都市予算 総額4,592億円 総額4,592億円。京都市の昭和51年度予算がスタートしました。

市議会で舩橋市長は、京都市の財政は苦しいが、経費を極力節減して市民の皆さんの暮らしを守っていきたい、とその決意を述べました。 重点目標 (1) 福祉の充実 (2) 住みよい都市環境づくりと郷土産業の振興 (3) 教育・文化・スポーツの向上 予算の柱は福祉の充実、住みよい都市環境づくりと郷土産業の振興、教育・文化・スポーツの向上。厳しい財政事情でも、新しい事業が盛り込まれています。

市民の健康を守る公害センターの建設。増え続けるゴミに対しては、地元の皆さんのご協力を得て、新たに東部清掃工場の建設。150万市民の台所、中央卸売市場第1市場も、10か年計画で抜本的な整備が進められます。

身体障害者リハビリセンターも、いよいよこの春工事に着手。病院や機能訓練室、体育館などを備え、障害者の皆さんの福祉の拠点となるのです。清潔なまちづくりはなんといっても下水道づくりから。総事業費1,300億円の新5か年計画をスタートさせました。

地下鉄烏丸線、一条工区。工事はこんなに進んでいます。そのほか、京都駅前の再開発、京阪電車の地下化など、新しいまちづくりにも力を入れています。

うちが欲しい。まだまだ多い市民の皆さんの声。公営住宅づくりは1,100戸。子供たちのために学校づくりや教育の充実にも全力をあげます。お母さんの要望に応えて、保育所は2,010人の増加、これでおよそ19,000人の定員となります。お年寄りも若者も子供たちも、そして全ての市民の皆さんが安心して暮らせる街。そんな生き生きとした市民の街を目指して、京都市政は進められます。 総額 4,592億円 一般会計 2,165億円 特別会計 815億円 公営企業会計 1,612億円 かつてない地方財政の危機の中、市民の皆さんのご協力を得て編成された京都市予算。ここに、地方自治と暮らしを守る決意が込められているのです。