「京都ニュース」No.149 昭和53年(1978年)
この「京都ニュース」No.149の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
| 春をまつ京都 |
02:32 |
| 福祉の風土づくり |
03:05 |
| 都市施設づくり 山科、醍醐地区 |
02:02 |


古都の美を心ゆくまで。

日頃は見られない文化財を特別公開する京の冬の旅は、今年も市民や観光客の人気を集めています。

梅の蕾が膨らみ始めると、底冷えの社寺や子ども達に人気のある動物たちの世界ももうすぐ春。土の中の動物たちも、長い冬眠から目を覚まして活動を始めました。やがて、春の動物園に賑やかなちびっ子達の声が聞こえることでしょう。

街角のフラワーショップにも、春の花が咲き揃いました。
僕たちもうすぐ一年生。全市で始まった入学前の健康診査や一日入学。はい、お口を大きく開けて。ちょっぴり不安で、胸わくわく。でも、最高に嬉しい新入学。春、新しい出発の時。入学、卒業そして就職。京の街は今、春に向かって進行中なのです。


住みよい街づくりを、みんなの力で。京都市では、誰もが利用しやすい建物をと呼び掛けています。市民の皆さんのご協力で、その成果も着々と実ってきました。
先ごろ開かれた、視覚障害者の生活展。

会場では、陶器作りやタイプライター、手芸品も展示されました。

ハンディキャップを克服して、たくましく生きる自覚の日に。

成人式での楽しいひと時です。

京都市内で初めての共同作業所。

ボランティアの協力や地域の人たちの善意に支えられ、今日もせっせと自立に向けて作業が続けられています。

京都市身体障害者リハビリテーションセンター。6月オープンを目途に、いま急ピッチで整備が進められています。

大都市としては初めての本格的なリハビリテーション施設です。治療と訓練が一貫して受けられます。あらゆる障害者の相談や判定を行う厚生相談所なども設けます。ハンディキャップを持つ人々にとって、街の構造や仕事場はまだまだ完全とはいえません。すべての市民が手をつなぎ、お互いに助け合ってみんながのびのびと豊かで幸せに暮らせる町。そんな京都にしたいものです。


清潔で、住みよい暮らしの環境を守る。快適な都市生活に欠くことのできない清掃工場。
続けるゴミを相手に、北・西・南第一・第二の4つの工場が今日も頑張っています。

文化のバロメーターとさえ言われる、下水道も大切な都市施設です。

現在、鳥羽・吉祥院・伏見の3処理場があります。

人口が増えると、今の施設だけでは全く手薄。伏見区醍醐・石田。1日600トンの焼却能力を持つ東部清掃工場の建設が進められています。最近の技術を使ってにおいや音を防ぎ、公害が出ないように。工場の余熱を利用した温水プールや運動広場なども一緒に作られます。醍醐・桃山・山科地区も、清潔な水洗便所に。市内で4番目の石田処理場の建設もスタート。55年度までに下水道普及率5割を目指しているのです。清潔で快適な街へ。京都は着実に歩んでいます。



