「京都ニュース」No.148 昭和52年(1977年)
この「京都ニュース」No.148の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
| 地震! |
02:01 |
| 京の冬 |
02:22 |
| すすむまちづくり |
03:15 |


「あ、震度5で止まります。」「震度5」「震度5です。」「はい。」「あ、来ました。」「お鍋もガスコンロも、ひっくり返ってしまいましたけどもね。」「かなり動いたから。」「震度」 大地震発生。

先ごろ、府立大学グラウンドと鴨川河川敷を中心に、京都市の総合防災訓練が繰り広げられました。訓練の本部長は舩橋市長。

橋が流された。応急の橋は安全なボートで。

空からは、ヘリコプター京都号が情報収集や救援物資の搬送に大活躍です。

本部長の舩橋市長も先頭に立って指揮しました。参加された市民の皆さんも、真剣そのもの。関係機関と力を合わせての京都市の防災体制。万一の時のために万全の備えを整えているのです。


色付いた木の葉が冷たい風に舞い降りてきました。本格的な冬の訪れを前に行われた、街路樹の剪定。京の街はすっかり冬じたくを整えました。
比叡おろしの吹き付ける上賀茂一帯では、すぐきの漬け込みが盛ん。朝靄の立ち込める畑で、剥いたばかりのすぐき菜は、代々伝えられた独特の方法で漬けられていきます。

農家の庭に見え隠れする天秤仕掛けは、洛北の冬の風物詩。厳しい冷え込みが、伝統の味に磨きをかけるのです。

愛宕山の西山麓に広がる水尾の里はゆずの産地。水尾のゆずは香りの良さで知られ、日本料理に重宝がられます。ゆりかもめ、遠い北国からやってきた冬の使者です。

寒さに負けないたくましい体。子どもたちは元気いっぱい。底冷えの京の冬はまだまだこれからが本番です。


146万市民の台所を賄う中央卸売市場第一市場。
今、50周年を迎え、施設の拡張整備が進められています。

清潔の町を目指して。下水道作りも全力投球。55年度には普及率61%に。

大枝・大原野に開かれた洛西ニュータウン。すでに5000人もの、新しい暮らしが始まっています。毎日のお買い物はサブセンターで。

子おもたちの元気な声もこだましています。緑と安らぎのある街へ。新しい京都の街が生まれつつあるのです。

市民の足を作る。地下鉄烏丸線の建設工事が急ピッチで進められています。平安の都から幾重にも積み重ねられた歴史の層に、今開発の槌音が響きます。55年度には開通。烏丸車庫から京都駅までを12分で結ぶ快適な乗り物としてご利用いただけます。

京の街を東西に分断して走る電車。踏切が降りると数珠つなぎの車の列。塩小路・三条間の京阪地下化事業もいよいよ本格的な準備工事にかかります。市民みんなの住みよい街を。京都の街は生まれ変わろうとしているのです。



