「京都ニュース」No.157 昭和54年(1979年)
この「京都ニュース」No.157の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
| 市民憲章を生活の中に |
02:45 |
| トピックス 無公害電気バス走る |
01:25 |
| トピックス トンネル火災に備えて |
01:32 |
| 子どもたちに平和な未来を 国際児童年 |
02:58 |


美しい自然環境は私たちの財産。市民みんなの手で守ろう。

24年目を迎えた市民憲章。今年の推進テーマは、「自然環境をまもり、美しいまちを!」

文字:テロップ)今年の推進テーマ 自然環境をまもり、美しいまちを! 空きびんや空きかんのノーポイ運動 たばこの吸いがらのノーポイ運動 。
市民のみなさんの手によって運動の輪はどんどん広がってきています。自転車置き場の整理。違反広告物の取り除きや道路の掃除で美しい街を。

スポーツを通じて明るい少年の育成。

今年も市民の模範となる個人69名と13の団体が表彰されました。わたくしたち京都市民は美しい街を築きましょう。清潔な環境を作りましょう。良い風習を育てましょう。文化財の愛護に努めましょう。旅行者を温かく迎えましょう。

暮らしの中に市民憲章を活かしていきたいものです。


大切な市民の足、市バス。先ごろ、排気ガスや振動を出さない無公害の電気バスが洛西ニュータウンと阪急桂駅前間に走り始めました。国の援助を受けて乗合バスとしての運行は全国で初めて。

この機会に市バス洛西営業所も開設され、市民の足も楽になりました。市民の方からも音が静か、発進がスムーズなどなかなか好評。洛西の緑豊かな自然の中を走る無公害の電気バス。8月には更に3台増える予定です。


恐ろしいトンネル火災。つい最近も大清水トンネル工事現場で多数の尊い命が奪われました。
京都市消防局ではこのような火災から市民の皆さんを守るため、煙を遮断して封じ込める方法を繰り返し研究・実験。

そしてこのほど全国初のトンネル型遮断幕の試作品が完成しました。研究の成果を試すために花山トンネルでの公開テストも行いました。遮断幕は半円形の大型ボートを立ててトンネルを仕切った格好。トンネルの断面と同じ形に膨らむまでおよそ1分。中央には消防隊の侵入や逃げ遅れた方の避難口を設けています。市消防局では今後、実用化に向けてさらに研究を進めていきます。


明るい太陽のもと、元気に遊ぶ子どもたち。

今年は国際児童年。

子どもの幸せについて語る舩橋市長。 スピーチ)申し上げるまでもなく、子どもたちは明日の社会の担い手であり、21世紀の京都を支える中心であります。

こんにち、子どもと教育の問題は市民の皆さんの最も大きな関心事でもありますし、市政におきましても、重要な位置づけをして、豊かな人間性を育てる環境づくりに、努めてまいりたいと考えております。そのためにはもっともっと健康、遊び場、学習の問題をはじめとして、あらゆる面から子どもたちの幸せを保証し、実践していく施策を進めてまいりたいと思います。

子どもたちの世界は未来に向かって大きく広がっています。

でも、子どもたちを取り巻く環境は決して十分なものとは言えません。子どもたちに幸せな今日と明日を。心身ともに健やかに逞しく育っていくよう、子どもたちの幸せとは何かをみんなで考えたいものです。


今年は国際児童年ということで、あちこちで子どもたちの問題が言われていますが、これを単にお祭り騒ぎにするのではなく、本当に子どもたちにとって幸せとは何か。

あるいは、そのために課せられた社会なり、親の責務とは何かということを、この機会に真剣に考えてみなければならないと思います。




