「京都ニュース」No.111 昭和46年(1971年)
この「京都ニュース」No.111の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

| 目次 | 総時間 |
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新市長に舩橋さん |
03:32 |
| トピックス~春近そう |
01:56 |
| にぎわう東山青年の家 |
02:40 |


市政は私にお任せください。2月1日から20日間にわたる市長選挙がスタート。

高まる市民の関心の中で、立候補者5人が各々の政策を掲げて激しい選挙戦を繰り広げました。

投票日の21日は、お天気に恵まれた日曜日。行楽の前に家族連れで、買い物かごをされた主婦など真剣な表情で一票を投じました。心配されていた有権者の皆さんの出足も好調。投票率59%。市長選挙では新記録と、市民の関心の高さを示しました。開けて22日は開票日。8時30分から市内37ヶ所の開票所で一斉に開始。市民の審判は誰に下るか。選挙速報が接戦を伝える中で、昼前に新市長は元の市助役舩橋さんと決定。報道陣のフラッシュを浴びながら、お祝いに駆けつけた市民の皆さんや蜷川京都府知事と喜び合う舩橋さん。

2月26日、舩橋さんは、公選5人目の市長として初登庁。市役所の前では、およそ2000人の市民が集まって歓迎。「わたくしは、140万市民の期待に応えて、明るい清潔な民主市政(民主主義?)を進めることを、ここに改めて市民の皆様方に固くお約束申し上げるものでございます。」多くの市民の激励に応えて、力強く決意を述べる舩橋さん。京都市は、この舩橋新市長の方針のもとに、市民本位の明るい民主市政を進めていきます。 万歳、万歳、万歳


伏見・醍醐寺の五大力さん。庶民の幸せを願って受け継がれてきた儀式も数々。

春雨の降りしきる中で行われた、恒例の鏡餅持ち上げ競争。力自慢の若者18人が力を競い合いました。

「ああ、もちあがらんわあ。」140キロのジャンボ鏡餅に悪戦苦闘の1日でした。

春の訪れを告げる梅の香り。東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ。

数多くある京の行事の中でも、春を呼ぶ代表的な北野神社の梅花祭。うららかな日差しの中で、心和むひとときでした。


中小企業で働く若者たちの悩みは、気楽に余暇を過ごす施設の少ないこと。東山区役所の裏に、市内で5番目の東山青年の家がこのほど完成。若者たちで賑わっています。

一歩入ると、ちょっとしたホテルのロビーにでもいるよう。

毎日、働く仲間と話し合ったり、くつろいだりする若者たちでいっぱい。

静かな図書室、これからあなた好みの本も揃えますから、ご希望をどうぞ。

他の青年の家にはないミーティングルーム。クラブ活動に、討論会に、色々な催しに使えます。すぐ役に立つ、家庭料理も一緒に勉強できます。和室は本格的な茶室になっています。お茶・お花と、ヤングパワーもここでは神妙。

ボディービルや体育施設は、どこの青年の家でも人気の的。ここの体育室は、高い天井を活かしてバドミントンもできるのがご自慢。青年たちにとって、決して住みよくはない現代社会。しかし、こうした活動が明るい明日への力ともなるのです。



