おもちゃ映画ミュージアム
おもちゃ映画ミュージアム
Toy Film Museum

「京都ニュース」No.132 昭和50年(1975年)

この「京都ニュース」No.132の映像は、立命館大学アートリサーチセンターに保存されている16mmポジフィルムを提供していただき、当館(おもちゃ映画ミュージアム)でテレシネ(デジタル化)したものです。

 

 

目次 総時間
火事のないまちへ ー19年連続火災減少ー 03:16
京の冬の旅 01:52

新しい京の交通体系

02:42

 

窓から噴き出す煙。恐ろしいビル火災に備えて、避難訓練が行われています。はしご車も出動して、逃げ遅れた人々を救助。

ビル火災から身を守るためには、何よりも避難経路をよく覚えておくことが大切です。

町内ぐるみで防火の備えを。住宅街では、奥さん方総出の消火訓練。火事は最初の5分間。初期消火が大切です。皆さんのお宅に消火器は備わっていますか?使い方はご存じですか?でも、火事を出さないことが第一ですね。

京の東の端、伏見区陀羅谷。みんなで7世帯。醍醐の消防出張所からでも、車で40分かかります。昼間は少ない男手、こんなところで火事が起これば大変と、婦人消防隊が結成されました。動力ポンプの操作も手慣れたもの。放水もこんなに立派にやってのけます。力強い地域防火の担い手、婦人消防隊は、広河原、水尾など、7か所にも作られています。

19年連続火災減少達成。市民の皆さんの防火へのたゆまぬ努力が、この大記録を生み出しました。今ここに繰り広げられる、出初式の分列行進。市民の自衛消防隊、婦人消防隊も参加。

火事は減っているのに、増え続ける焼死者。かけがえのない人命を火災から守るために、そして、20年連続火災減少を目指して、厳しい訓練が続けられているのです。町ぐるみ、職場ぐるみで、火事のないまちづくりを。京都の消防は、市民の皆さんとともに、力強い備えを固めているのです。

 

ひっそりと落ち着いた冬の京都。春や秋のシーズンには見られない、京の良さを求めて。今年も定期観光バス、京の冬の旅がスタート。

古都の歴史に華麗なロマンを残した京女ゆかりの史跡を訪ねます。

淀君、小野小町など、京女の故郷を巡るこのコースは大好評。北政所が建てたという、ここ高台寺でも、戦国の時代を生き抜いた京女の歴史が息づいています。

平安朝の貴族文化から江戸時代の庶民文化に至る様々な京女の面影を訪ねての旅です。一人でじっくり京の良さを、という方には、自由鑑賞コースを。でも、せっかくの京情緒を壊さないように、マイカーでのお越しはご遠慮ください。

清々しい京の冬。ここには、確かな日本の美が秘められているのです。

 

140万市民の住むまち、京都。今、この私たちのまちに、新しい交通体系をつくる槌音が響き渡っています。

北山-竹田間11.2km、待望の地下鉄烏丸線工事は、起工式、地鎮祭を終えました。

いよいよ本格的な掘削工事が始まるのです。開通は昭和53年度の予定。京都の中心を貫く、新しい市民の足です。

昭和47年に着工した国鉄山陰線高架工事は、もう7割が完成しています。区間は、京都駅から二条駅までのおよそ3.2km。京都市の都市計画事業として、総工費67億円が見込まれています。これで、四条通、五条通、七条通などの交通渋滞は一つ解決です。

鴨川に沿って走る京阪電鉄。こちらも8つの大通りと交差しています。電車が通ると、通りは車の数珠繋ぎ。このため、三条-七条間の地下鉄工事も、近く始められることになりました。完成予定は、昭和55年度。

このように、京都の都市計画事業は、今、一歩一歩着実に進んでいます。鴨川のほとりから、美しく輝く北山の麓へ。三条-出町柳を結ぶ鴨東線建設のスタートも間近です。